
【問題】
誰もが知っている日本語ですが、漢字で書かれると一瞬戸惑う人が続出します。夕暮れどきの情景が浮かぶ、美しい響きを持つ言葉です。
★ ヒント
夕方、日が沈みかけて薄暗くなる時間帯を指す名詞が動詞化したものです。「誰そ彼(たそかれ)=あの人は誰だろう」が語源とされています。最近では物思いにふける様子を表す比喩表現としてもよく使われます。
【解説】

「黄昏れる」は「たそがれる」と読みます。もともと「黄昏(たそがれ)」は夕暮れの薄暗い時間帯を指す名詞で、それが動詞化した形です。語源は「誰そ彼(たそかれ)」、つまり薄暗くて人の顔が見分けられず「あれは誰だろう」と尋ねる様子に由来します。「黄昏」という漢字表記は中国語から借用したもので、日本語の読みとは直接結びつかない当て字です。現代では、夕日を眺めながら物思いにふけるような姿を「たそがれる」と表現することが多く、哀愁や郷愁を帯びたニュアンスがあります。映画やドラマのタイトルにも使われる、日本語ならではの情緒あふれる言葉です。
知っている言葉でも漢字にすると新鮮な驚きがありますよね。次回も思わず「へぇ!」と声が出る難読漢字をお届けします!



