阪神の先発ローテ投手の中でにわかに評価を上げているのが、茨木秀俊だ。プロ4年目右腕は4月9日のヤクルト戦(甲子園)で初先発。雨が降りしきる中、6回5安打無失点と好投し、7回雨天コールドによるプロ初勝利を手にした。
茨木は甲子園球場での、4月13日の投手指名練習に参加。キャッチボールなどで汗を流すと、
「(1軍は)本当に楽しい場所だなと思いましたし、活躍し続けたい。周りから信頼してもらえるようなピッチャーになりたい」
と意気込んだ。
茨木の決め球はチェンジアップだが、4月13日放送の「よんチャンTV」(MBSテレビ)に出演した阪神OBの能見篤史氏が絶賛している。ヤクルト戦のVTRを見た上で、能見氏は次のように解説。
「先ほどもVTRが出ましたけど、バッターが情報をちゃんと得ているわりには、実際(打席に)立ってみて、あれだけ合わない。プロのバッターはいろんなチェンジアップをずっと見てきた選手が多いので、それでもタイミングが合わないというところが、もう目の錯覚をしている状態なんですね」
「真っすぐ」を振りにいったらボールが来ない
では、他の投手のチェンジアップとはどう違うのか。能見氏が続けて言う。
「違いますね。(普通のチェンジアップは)ある程度、予想していれば、ある程度は対応できるんですけど、(茨木の球は)たぶん見た目が真っ直ぐに見えてるんですよね。で、振りにいったらボールが来ない。本当のチェンジアップです」
茨木は4月18日の中日戦(甲子園)に登板予定。特級チェンジアップを武器に、2勝目といきたい。
(鈴木十朗)

