オフの大補強による大胆なテコ入れで、パ・リーグのダークホースと目されていた西武ライオンズだが、借金先行で開幕ダッシュに失敗した。主因となったのは、日本ハムから「目玉」として加入した石井一成と、主軸の西川愛也だろう。
石井はパンチ力が鳴りを潜め、完全に沈黙。打率は驚異の1割切り、9分1厘にまで落ちた。西川はスイングの乱れから打率1割2分、打線にブレーキをかけた。
「石井と西川だけでなく、4番のタイラー・ネビンは左脇腹痛で開幕1軍を断念して3軍で調整しています。外崎修汰は腰痛でリハビリ組に落ちました。レギュラーの4人が揃ってファームにいる状況で、極貧打線と化しています」(スポーツ紙デスク)
源田壮亮や古賀悠斗、岸潤一郎、佐藤太陽、児玉亮涼らで試合を回しているが、チーム打率はここまで2割6厘、15試合で38得点。1試合平均わずか2.53点しかとれない状況だ。
3割8分5厘と打ちまくっているのに…
こんな時こそベテランの栗山巧、中村剛也、炭谷銀仁朗の力が必要であり、戦線昇格を望む声が上がっているのだが…。
「若返り方針により、開幕からファーム調整となっています。今季限りでの引退を表明している栗山に至っては、ファームで打ちまくり打率3割8分5厘と絶好調なのですが…」(前出・スポーツ紙デスク)
4月11日の1軍ロッテ戦(ベルーナドーム)は「栗山巧デー」だったにもかかわらず、本人が2軍調整中で不在。「本人がいないのにプロモーションイベントをやるのか」と悲しみの声が上がった。主役がグラウンドにいない中で、来場ファンには栗山Tシャツが配布されるチグハグな運営で、広がるのは大きな失望感ばかり。
これでベテランの早期復帰を望む声は、さらに強まることに…。
(田中実)

