
【今さら聞けないサッカー用語:コンパクト】サポートしやすい陣形を維持。プレッシャーや素早いスライドが求められる
聞いたことはある、何となく意味も分かる。でも、詳しくは知らない。そんなサッカー用語を解説。第28弾は「コンパクト」だ。
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チーム全体の選手間の距離を適切に保ち、攻守で組織的に連動しやすい状態を作ることを意味する。一般的には守備の文脈で使われることが多いが、実際には攻撃面にも深く関わるワードだ。
守備におけるコンパクトは、最終ラインから前線までの縦の距離、そしてサイドからサイドまでの横の距離を必要以上に開けず、選手間でサポートしやすい陣形を維持することを指す。
もちろん攻める側からすれば、コンパクトであるほど、その合間で前向きにボールを受けたり、シンプルに破るのは難しくなる。また、セカンドボールが生じた時にコンパクトである方が、相手より先にボールを拾いやすい。
守備のコンパクトは、オフサイドのルールと切っても切り離せないものだ。それがあるからこそ、縦にコンパクトにしたり、全体を高く押し上げるのが可能になる。
ボールに対して縦だけでなく、横にもコンパクトにするのは、相手にプレッシャーをかけるためのセオリーだ。しかし、サイドを変えるパスを出された場合、反対側でフリースペースを与えるリスクが生じやすい。
代表的なシステムの4ー4ー2は、コンパクトな守備の形を作りやすいが、反対サイドのオープンスペースに大きく展開されるリスクも多分にある。そのため、そうしたパスを出させないためのプレッシャー、いざ展開された時の素早いスライドなども求められてくる。
5バックなら、そのリスクをある程度、埋められるが、最終ラインに1人多く割くのは前からのプレッシャーや攻撃人数に少なからず影響する。
コンパクトの反対を指すのが「間のび」で、英語にすると“stretched out”になる。「間のび」は相手側の攻撃によっても引き起こされるが、試合時間が経つに連れて疲労が出てくると、どうしてもコンパクトを維持するのが難しくなる。
コンパクトな守備ができていれば、失点のリスクをゼロにできるわけではないが、守備のベースであるのは間違いない。
文●河治良幸
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