アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、F1シンガポールGPでアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)が見せたディフェンスを批判していたが、相手側も舌鋒鋭く反論している。
アロンソとハジャーは、シンガポールGPで2度バトルを演じた。1度目はレース序盤3周目のヘアピンで8番手を争った際で、2度目は37周目に13番手を争っていたときだ。特に2度目の争いは、ハジャーがエンジンに問題を抱えていて、立ち上がりの加速で苦戦しているときだった。
そしてアロンソは、その時にハジャーが見せたディフェンスに不満を抱いており、チーム無線では皮肉を込めて「このレースのヒーローだ」と語った。当時、アロンソはハジャーに2周にわたって抑え込まれ、5秒をロスしていた。
しかしハジャー側も言われっぱなしではない。レース後にメディアに対して「彼をコースから押し出したわけじゃない」とハジャーは語った。
「僕はクリーンにやっていた。もし彼がバトルを楽しめなかったとしても、それは彼が本当にイライラしているだけだ。僕が彼にできることは何もないよ」
アロンソはレース後、冷静さを取り戻してこの件について語ったが、ハジャーに対する批判はより鋭くなった。
「僕の理解では、彼はエンジンにちょっとした問題を抱えていたと思う。ストレートで遅かったんだ」とアロンソは言う。
「戦ったほうが良い時と、そうでない時を見極めるべきタイミングもある。なぜなら、レースの最終的な結果が……特に彼にとって悪いモノになる可能性があったからだ」
「(ハジャーは)不必要なリスクを負ったと思うよ。でもまあ、ここはシンガポールで、ハードに戦う必要があることも理解できる。彼もベストを尽くしたんだ。僕からすれば、無駄なタイムロスだったけどね」
なおハジャーの“イライラ”発言に対しては、さほどアロンソは反応を示さなかった。
「シンガポールで時速300kmで走るのは限界ギリギリかもしれないけど、皆自分のしたいようにレースをしているし、接触もなかった。だから問題ない」
「彼らはとても速いマシンを手にしているけど、ポイントをあまり獲得できていない。だからそれは相手の問題だ」

