『DREAM LIGHTS〜水曜日のDDTどうでしょう〜』後楽園ホール(2026年4月15日)
KO-D無差別級選手権試合 ○上野勇希vs飯野雄貴×
上野が大熱闘の末に飯野雄貴を破り、KO-D無差別級王座7度目の防衛に成功した。
挑戦者の飯野にとって、上野は1年先輩でデビュー戦の対戦相手。同王座には2019年11・19後楽園大会(当時の王者はHARASHIMA)、飯野“セクシー"雄貴時代の2023年5・3横浜武道館大会(当時の王者は火野裕士)で挑んでおり、3年ぶり3度目のチャレンジとなった。
頂点ベルト初戴冠に燃える飯野はゴングが鳴ると同時にショルダータックルをぶちかました。エルボー合戦、ショルダータックル合戦で火花を散らすと、上野はドロップキックで反撃。場外へのムーンサルトアタックを放ったが、飯野は上野を担ぎ上げてリングの周りを一周すると南側客席へ。そこで乱闘になると、上野は階段の上からクロスボディを繰り出したが、キャッチした飯野は通路でボディスラムを敢行し、The Apexエルボーを見舞った。
流れをつかんだ飯野はリングに戻ると、チョップ連打、串刺しボディアタック、キャメルクラッチと猛攻。上野が投げ捨てジャーマン、飯野がショルダータックルのラリーに突入し、上野がスタンド式シャイニングウィザード、雪崩式ブレーンバスター、ラリアットの波状攻撃からブラックアウトスリーパーで捕らえたが、立ち上がった飯野は後方に倒れて叩きつけて逃れ、腕を取ってのチョップ連打を浴びせた。
上野もドロップキックで反撃し、シットダウンひまわりボムを決めたが、フロッグスプラッシュは飯野がヒザで迎撃。久々にババボムを披露し、低空スピアーを叩き込んだ。上野がフランケンシュタイナーで反撃しても、飯野はラリアット合戦を制し、スピアーを連発したが、3カウントは奪えず。なおもスピアーを狙う飯野をドロップキックで迎撃した上野は胴締めスリーパーで捕獲。飯野も一度は脱出したが、上野が再び胴締めスリーパーで執ように絞め上げると、レフェリーストップによるTKO勝ちを決めた。
熱戦の末に飯野を退けた上野がKO-D無差別V7を果たした。試合後、上野は「飯野! 明日も5年後も10年後も100年後もプロレス続けてる限り、何回でもこのベルトかけてやろうや」と投げかけ、「メチャメチャ気持ちよかった。またぶっ飛ばしに来てくれ。ありがとう」と感謝した。そして「飯野雄貴は僕と同じ名前でありまして、DDTでは飯野が長男、上野勇希が次男的な立ち位置で。もう一人“ゆうき"がいます。石田有輝! ハリマオが解散して、樋口(和貞)さんが引退して、信頼する先輩が横におらなくなって、今どうしたらいいか分からんと思う。全力で頑張るんやったら、どこに行ったって正解になるから。期待してるから頑張ってくれ。いつか“俺に挑戦させてくれ"って言うのを楽しみにしてるぞ」と石田にエールを送った。
昨年9月の戴冠から7ヵ月近くが経過。長期政権を樹立しつつある上野は「気づけば7回防衛しております。まだまだ防衛するつもりでございます」と宣言し、「僕を通してDDTのみんなを見てもらうから。僕がDDTで一番上に立ってたら、全員見るのを楽しくしちゃうから。こんな平日も休日もみんなDDTを気にしてくれてありがとうございます」と誓って締めくくった。
【上野の話】「飯野はパーソナルトレーナーも、プロレスも、アメフトもやってて。突破する力がマックスなのに、なかなか当たることがなくて。今回、こんなにも飯野を刻んでくれて幸せです。飯野は今がピークでこの先は下がっていくばかりだと言ってると聞きましたが、何を言ってるんだい。DDTプロレス、HARASHIMAさんもいる。秋山(準)さんもいる。高木(三四郎)さんもいる。福島には(ゴージャス)松野さんだっている。足が速い、体力がある、力がある。それだけじゃないよ、ピークは。このリングに立てる限り、ピークじゃないから挑戦が遠のくなんて言わないでよ。次の挑戦者、来てくれるなら(KING OF DDT)トーナメント優勝者かな? もしかしたら僕じゃない人を選ぶかもしれないけど、できれば来てほしい。僕がトーナメントにエントリ―しなかったのはそれが理由だから。優勝した人とやれることが楽しみという気持ちを100%、120%、200%にして待ってますんで」
【飯野の話】「俺は負けたんだよな? KO-D無差別獲れなかったのか? クソッ! でも上野勇希、上野先輩、ゆうき! すげえ楽しかった! 久しぶりにKO-D無差別戦えて、すげえ楽しかった! でもここ(腰)にベルトはない! それはすげえ悔しい! 俺のプロレス人生はまだまだ。まだまだ脂が乗ってると思ってる。これからも脂を乗せていく。未来は考えないよ。俺は今を120%! 次、KO-D無差別、挑戦するときは絶対勝ってやる!」

