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融雪の勢いが止まらない。春BCへ行くならなる早で!|木曽駒ヶ岳・千畳敷BC 2026.4.12レポート

いざ多彩な滑走エリアへ

千畳敷カールの滑走ポイントはメインの登山道である八丁坂を登り、さらに前山方面へ進みカール内を滑る上級コースのほか、八丁坂を登った裏手にある中岳・駒飼の池エリア、ロープウエイ山頂駅からハイクする極楽平エリアと三ノ沢岳エリアなど多彩。立山のような広大さはないが、ワンハイク40~60分で急斜面、緩斜面と何本も滑れるとあり、多くのBCファンに好まれている。

この日選んだのは極楽平から続く三ノ沢岳エリア。

さっそく頂上駅からアイゼンとピッケルを使い、スキーを背負ってハイク開始。下の写真を見てお分かりのように、本来はボウル状のエリア全体が滑走コースだが、昨年より3週間も早いのにかなり岩肌が露出している。極楽平と呼ばれる稜線までは約40分。三ノ沢岳エリアは稜線の裏側に位置する。

小さなボウル地形の極楽平からの斜面
昨年の5月3日の極楽平。今年と雪の量がずいぶん違う

稜線から三ノ沢岳エリアの広い、緩やかな傾斜の東斜面を目指す。こちらも岩肌やハイマツが目立つが森林限界の素晴らしい景色は気持ちい。
朝8時の山頂駅の気温は2℃。午前中の斜面はカチカチだが、10時を過ぎると春の日差しが素晴らしいザラメ雪を作ってくれる。

三ノ沢岳エリア。中級斜面が続く気持ちいいランが楽しめる

三ノ沢エリアは斜度25°くらいの滑りやすい中斜面が続き延々と滑りたくなる。滑った分だけ登り返さないといけないのでどこで止まるかの判断は重要だ。止まったところから次はまた40分ほどハイクして極楽平の稜線上へと戻る。

千畳敷名物のシュートへ


今度は宝剣岳トップから続く沢傾斜を滑ることに。大きな岩肌が迫り斜度を感じるが、これこそが千畳敷の真骨頂で、この切り立った斜面変化を滑るのが楽しいのだ。このポイントのほかにも、千畳敷カールは稜線上から急斜面を降りられるポイントがいくつもあり、ツワモノたちの挑戦の場ともなっている。

ここは距離は400mほどと長くはないが、斜度が35度前後はありそうな狭いコースを慎重にスピードコントロールして滑る。トップシーズンなら雪崩の巣という様相だが、春は比較的安全に滑れそう。ここを一気に滑り込めばカールの中心に戻る。

ドロップポイントから見た宝剣岳脇のシュート。千畳敷カールに向かう急斜面だ

この日は約3時間半の軽めのBCラン。天気も雪も満足そのものだったが、融雪の早さ、すでにこの雪のすくなさを思うと、例年5月下旬までは十分楽しめる千畳敷も、今季はGWくらいまでなのかなと感じる。

立山も例年よりもすくないと聞く。この時期、積雪量が最大20mを超えるという雪の大谷が、今年は12m。昨年は16mということで、雪のすくなさは顕著だ。各地とも同じような様相とするならば、春BCを楽しむなら今季はGWを待たずに、早めの動きをおすすめしたい。

レポート:大和田 浩(STEEP編集部)|撮影:2026年4月12日|協力:Kazushige Kobayashi

配信元: STEEP

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