便利な言葉だった
「感情的」という言葉は、俺にとって便利な武器でした。彼女が何か文句を言ってきても、「また感情的になってる」と言えば話が終わる。彼女は黙るし、俺は反省しなくて済む。
約束を破った時も、連絡を忘れた時も、「俺は冷静に話してるのに、お前が感情的になるから」と言えば、いつの間にか彼女が悪いことになっていました。
いつも通りのつもりだった
その日も、俺は友達との飲み会を優先して、彼女との約束をドタキャンしていました。翌日会った時、「昨日のことまだ怒ってんの?感情的だな」と軽く言いました。いつも通りに片付けられると思っていたのです。でも彼女の反応はいつもと違いました。
「感情じゃなくて事実を話すね」と言ったのです。
