
攻撃に特化したスタイルも「ローリスク・ハイリターン。なぜかと言えば...」横浜FCの須藤監督は確信「理想にちゃんと近づいている」
J2・J3百年構想リーグで、EAST-Aの横浜FCは目下、3連敗中だ。4月19日の11節・秋田戦に向けた、ある日のトレーニングを取材。結果を出せていないチームの雰囲気は、ピリついているかと思ったが、そうではなかった。
連動したパスワークのセッションで、それぞれが工夫を凝らしてボールを動かしていく。距離感やスピード感で迷いがない。ゲーム形式のメニューでは激しいデュエルも見られ、ゴールが決まれば須藤大輔監督は満足そうに手を叩く。
指揮官ほかスタッフ陣から「こだわれ!」の指示。選手たちも活気に満ちている。平たく言えば、見ていて「楽しかった」。チームが掲げる“インプレッションサッカー”が着実に構築されているようだ。
「初日から比べると、本当に雲泥の差っていうぐらいに、考えて動くことが、シームレスに、タイムラグがなくできてきているなという印象はあります」
須藤監督も手応えを口にする。「だから、トレーニングをやっていても、見ていても楽しいというかね。理想に一歩一歩、ちゃんと近づいているなと感じていて。それは、最近の試合でも出せている」。
もちろん、3つ並ぶ黒星から目を背けているわけではない。
「やっぱり勝ち切れないところ、失点をしてしまう、点が取れない、そこは修正しようというミーティングもしています。課題や、できているところを映像も使って、スタッフが突き詰めてくれて、それをしっかりトレーニングに落とし込んでいる。
それに対して、選手たちが真摯に、インプットして、アウトプットしている。試合ごとの修正ポイントはいろいろと違うんですけど、吸収して、レベルアップしています」
より攻撃に特化したスタイルが植え付けられている。前がかりになれば失点のリスクも増えるが、須藤監督は「僕の中ではハイリスクではまったくないんですよね」と断言する。
「ハイリスクではなくて、ローリスク・ハイリターン。なぜかと言えば、相手エンドで全部、完結できれば失点しない。ただそこで、相手の枚数だったり、ポジショニングが少しボヤけたりというところで、今まで失点している。そこを修正できれば、本当にローリスクのハイリターンのサッカーでいける」
今は生みの苦しみかもしれないが、完成度を高めている最中であるのは間違いない。
「みんなの中でも、おそらく“いや、これリスクしかないでしょ”っていうところから入ったと思うんですけど、それも少しずつですけど、認知してくれて、相手エンドでのプレー回数も増えてきているのかな。
相手のゴール期待値も減ってきていると感じています。それらを、じゃあ勝ちに持っていく作業を今からもしていかないといけない。そういうフェーズに入っていると思っています」
積み上げてきたものを、次は勝利という結果で示したい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
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