
日本将棋連盟所属の棋士・香川愛生女流四段が、4月19日に都内で開催されたファースト・トレーディングカード発売記念イベントに登場。囲み取材に応じ、身の回りの反響や今後挑戦してみたいコスプレ衣装などについて語った。
■初のトレーディングカードを発売
香川女流四段は15歳でプロデビューし、立命館大学在学中の2013年にタイトル「女流王将」を獲得し、翌年も防衛。その後も最多対局賞、女流棋士賞など多数受賞してきた。棋士としての活動の他にも趣味であるゲームやコスプレを通じて将棋の普及に尽力し、2019年に立ち上げたYouTubeチャンネルは現在約20万人のチャンネル登録者数を誇る。
初のトレーディングカードである今作は着物や浴衣、部屋着姿に加え、メイド、シャーロック・ホームズ風のコスプレなど8パターンの衣装で撮り下ろしたカットをカード化(全121種類)し、中には生チェキカードや直筆サイン入りカードなど、“お宝カード”も封入されている。
オファーを受けたときのことを、香川女流四段は「30代になって、これから女流棋士としてどんな活動ができるのだろうと日頃から考える機会も多かったのですが、10代・20代のときとはまた違った挑戦ができればと。あの頃にはできなかったようなことに取り組んでいきたいという思いがありまして。不安ではあったんですが、せっかくの機会なのでやってみようかなと思いました」と、振り返る。
4月18日に発売を迎え、今の心境を「自分がトレカになるということにあまり実感が持てなかったのですが、実物の製品を拝見して、プロの方のご尽力のおかげでとてもすてきなものが出来上がったと感動しました。自分のことじゃないくらい、うれしい気持ちでいっぱいです」と、たおやかな表情で喜びを語った。
周囲の反響については「『香川さんトレカになるんだって?』と先輩の棋士からお声がけいただくこともありましたし、ファンの方も含めて恐らく相当驚かれました。まさか女流棋士のトレカが出るなんて、と意外だと思われる反響が多かったです」と話し、「ファンの皆さまは私の新しい挑戦を喜んでくださる方が多い印象がありました。今日のイベントにもたくさんの方が会いに来てくださると伺って、ホッとしています」とほほ笑んだ。
■グラビア進出への意欲は?「最初で最後だろうなと思って…」
また、これを機に本格的なグラビア進出への意欲を問われると「“ファースト・トレーディングカード”となっていますけど、最初で最後だろうなと思ってやらせていただきました」と笑顔で交わしつつ、「今回新しいことを一つ経験できてすごく勉強にもなりましたので、これまで取り組んだことのないことをやらせていただける機会があれば考えて、ちょっとでも成長していく姿をお見せしたいです」と展望した。
そして今後の活動について「YouTubeチャンネルで将棋の普及活動にも取り組みながら、公式戦でも自分の納得できる成績と棋譜を残していけたらなと。両方を充実させていきたいと思っています。最近もありがたいことに成績がよくなってきているので、両方楽しんでいただけたら」と、“本業”だけでなく、いろいろな形で普及活動も引き続きしていきたい思いを伝えた。
さらに、普及活動の一環で始めたコスプレに関して、今後挑戦してみたい衣装やコスプレ写真集出版の可能性を聞かれると「写真集はさておき(笑)。コスプレする体力のあるうちにいろいろ挑戦してみたいですね。具体的にはチャイナ服とかやったことがないので、そういう定番の“コスプレビンゴ”のまだ開いてないところを埋めたいなと。そういう気持ちです」と答え、コスプレの定番衣装に挑んでみたいという意欲を見せた。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)

