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フェルスタッペンにソフトタイヤを履かせたレッドブル。しかし判断は裏目に……「勝ちを狙うには必要な戦略だった」

フェルスタッペンにソフトタイヤを履かせたレッドブル。しかし判断は裏目に……「勝ちを狙うには必要な戦略だった」

F1シンガポールGPでマックス・フェルスタッペンがフロントロウ2番手からスタートするも、メルセデスのジョージ・ラッセルから勝利を奪うことができなかったレッドブル。ローレン・メキーズ代表がレースを振り返った。

 シンガポールGPの優勝争いを左右した大きな要素のひとつが、タイヤチョイスと言える。ポールシッターのラッセル他、上位陣が軒並みミディアムタイヤでのスタートを選んだ一方、2番グリッドのフェルスタッペンはソフトタイヤスタートをチョイスした。しかしフェルスタッペンはスタートでラッセルの前に出ることができず、それ以降は10周で5秒の差をつけられるなど、独走を許してしまった。

 ハードタイヤに履き替えたフェルスタッペンは後半スティントでラッセルとの差を縮めたものの、終盤はプッシュが祟ってマクラーレンのランド・ノリスらに迫られる展開に。結局ノリスは抑え切ったものの、ラッセルから5.4秒差の2位フィニッシュとなった。

 メキーズ代表は、ソフトタイヤスタートの戦略がうまくいかなかったことを認めた。

 レース後の取材で、フェルスタッペンが抱えていた問題は何だったのか尋ねられたメキーズ代表は、次のように説明した。

「何かひとつの大きな問題があったのかと言われると、答えるのが難しい」

「ソフトタイヤでスタートするというのは、上位陣では我々くらいだったかと思うが、これは当然ながらスタートでジョージを捉えるチャンスを最大化するためだった。しかしうまくいかなかった」

「そしてデグラデーション(タイヤの性能劣化)が大きく、マシンの扱いが難しくなっていることがすぐに露見した。その結果、我々は早めにピットに入り、ハードタイヤでプッシュして差を縮めようとしたが、マックスはレースの大半で古いタイヤでライバルをディフェンスすることとなってしまった」

「攻めの(タイヤ)チョイスではあったが、勝ちを狙うのであれば必要な戦略だった」

「良いニュースとしては、ランドから(のプレッシャーの中で)マックスがしっかりと2位を持ち帰ったことだ。レース中に彼を少し悩ませた要素はいくつかあったが、それらは比較的小さな範囲に収まる問題だ」

 ラッセルから首位の座を奪い勝利を手にするのには、攻めの戦略が必要だったと説明したメキーズ代表。とはいえ、難しい判断であったのは確かだという。レッドブルとしては雨上がりの路面で発動性とグリップの高いソフトコンパウンドが優位性を持つことを期待したが、彼らの予想以上に路面が乾いていたというのが実状だった。

「正直かなり難しかった。知っての通り、グリッドから出て行く時に誰もドライタイヤを試していなかったからね。みんなインターミディエイトを履いていた」

「映像で見るとかなり乾いているように見えたが、実際にはトリッキーな状況だった。それで我々は(ソフトスタートが)ジョージを抜く唯一のチャンスだと思っていたし、この微妙な路面コンディションにおいてオープニングラップでアドバンテージがあると思っていた」

「結果的には、予想よりも路面が乾いていて、ジョージを攻略することはできなかった。その後の全体のレースタイム的にも代償を払う形になってしまったが、マックスはソフトでもハードでも非常に上手くディフェンスしてくれた」

 ただ、苦手とされていたハイダウンフォースのシンガポールで優勝争いに絡んだレッドブル。次戦アメリカGP、その次のメキシコGPは中速コーナーが多く、メキーズ代表もマクラーレン優位と見ているが、「我々は1戦1戦に集中していく」と冷静にコメントした。

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