「戦いの向こう 侍たちの記録 2026 WORLD BASEBALL CLASSIC」
まさかの敗戦から1カ月と少したった4月20日、Netflixでひっそりと配信が開始されていたのは、侍ジャパンが準々決勝で姿を消したWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)のドキュメンタリー映画である。
ネトフリはWBCの日本国内独占配信権を手に入れ、基本は有料だった。過去の大会史上初めて、地上波テレビで視聴することができず、賛否両論が巻き起こる事態に。そして過去5大会中、3大会で優勝し、連覇を狙った侍ジャパンは、ベスト8というこれまでの最低成績で終戦を迎えた。
「ネトフリが公開したデータによると、WBC全47試合での累計視聴者数は3140万人。これは過去に行われたWBCの配信としても、MLBを含めた野球配信としても、グローバルで過去最大の視聴量だったといいます。しかし一部報道によると、大会期間中の利用者が1日あたり平均約460万人だったのが、316万人に落ち込んだと。退会者はかなりの数だったのでしょう」(スポーツ紙記者)
前回大会の映画は興行収入18億円⇒今回は劇場公開なし
2大会ぶりに王座を奪還した前回WBCの舞台裏は、映画「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」として、2023年6月2日に劇場公開された。当初は3週間の限定公開だったが、集客が伸びたことから、6月28日まで延期。その結果、興行収入18億円のヒット作となった。
ところが今大会の映画はネトフリ配信のみで、劇場公開はない。
「ネトフリ独占配信に批判があったことで、劇場公開したとしても、前大会のような集客は見込めなかったでしょう。さらには、WBC終了を待ってネトフリを退会した人が、この映画を見るために再入会するというケースはほとんどいないのでは」(前出・スポーツ紙記者)
せっかくの貴重な映像作品ながら、なんとも寂しい限りで…
(高木光一)

