画像はSnow Man FC公式ホームページ のスクリーンショット弁護士の河西邦剛氏が21日、公式YouTubeチャンネル『【弁護士】河西ちゃんねる』を更新。
Snow Manのライブチケットの転売をめぐり、ライブ主催会社が転売サイトの運営会社に出品者情報を開示するよう求めた裁判の判決について言及した。
【今回の動画】チケット出品が開示請求の対象に?
発端は、2024年11月、チケット転売サイト「チケット流通センター」でSnow Manのライブのチケットが定価より高値で出品されるケースが16件あったこと。
これについて、Snow Manが所属する「STARTO ENTERTAINMENT」と、ライブ主催会社「ヤングコミュニケーション」が、転売サイトの運営会社に対し、出品者の情報開示請求を実施。
この申し立てが裁判所に認められ、「本人しか利用できないチケットの転売出品がヤングコミュニケーション社の営業権を侵害する」として、2025年3月に発信者情報開示命令が出された。
これに対し、転売サイトの運営会社側が不服として反訴。開示命令の正当性が争われていた。
今回の判決では、東京地裁がヤングコミュニケーション側の主張を認定。「チケットの転売出品により同社の権利が侵害されたことは明らかである」として、発信者情報開示命令を肯定する判決を下した。
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■1回でも出品していると…河西氏は、今回の判決の今後への影響について「1回でも、これまでチケット転売サイトに出品したことがあるってなってくると、開示対象になるっていうこと」と説明。
「とりわけSTARTO ENTERTAINMENT…旧ジャニーズ関係ですね。(関係するチケットを)出品したことがあるってなると、1万件単位ぐらいで開示請求をしているっていうふうにSTARTO ENTERTAINMENT社側の方は言っているので、すべて今後開示対象になる可能性はあって」と話す。
「そうなってくると、特定された後、ファンクラブの規約違反になるので、ファンクラブの抹消と、場合によっては損害賠償請求をするっていうふうに、出品した人に対して、STARTO社の方が裁判提起するってこともリリースで言っているんですね」と述べる。
仕事として利益を得るほど繰り返している出品者に対しては「刑事告訴される可能性もあって。それが数年、場合によっては3年ぐらいさかのぼって特定であったりとか、刑事告訴される可能性が出てくる。その発端になるような判決だっていうこと」と語った。
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■「不正転売」は犯罪STARTO社関係以外のチケットでも「1回でも出品すると、場合によっては開示請求の対象になるし、過去1回でも出品していると、開示請求の対象になってしまう可能性がある。これが非常に大きなポイント」とも。
「チケットの転売」自体は犯罪行為ではないが、「チケットの不正転売」は「犯罪なんですね」と指摘。
不正転売は「ポイントは3つあって。1つ目は転売禁止になっているっていうこと。2つ目は定価以上。3つ目が超ポイントになっていて、業として(長期間、事業として)高額転売を繰り返していると犯罪になるということ」と解説。
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■STARTO社以外でもどんなライブチケットも基本的に転売は禁じられており、「いわゆる旧ジャニーズ、STARTO ENTERTAINMENT社、Snow Man以外のチケットについても、過去にさかのぼって開示請求になる可能性があるっていうところなんですね。それが今回の判決の非常に大きなポイントになっている」とする。
今後、サイト運営者側の控訴で裁判は1年半から2年ほどかかるとみられるが、最終的に判決が確定した時点から「3年間ぐらいはさかのぼる可能性があって、そうなってくると、たとえば今後出品することについては、開示請求の対象になる」と解説。
「裁判所からの通知が来るとかそういった対象になる可能性があって。場合によっては複数回転売するとそれは犯罪行為に当然なるから、刑事告訴されてしまうことは当然っちゃ当然なんですけど。そういったことに繋がりやすくなっていった今回の判決なんだっていうところ」と話していた。
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■歓迎の声も今回の判決に、Xでは「転売者…自業自得だな」「日本の司法本気にさせたジャニーズありがとう」「出品禁止になるだろうし、今出品してるの全部開示請求通るんじゃないかな」と歓迎の声が。
また、「アーティスト公式リセールがベスト」「チケットは公式リセールに出せばいいだけ」との意見もみられたが、チケットによっては公式リセールがないケースもあり、「公式リセール対象外の場合はどうしたらいいの」「公式リセールを運営がもっとやるべき」といったコメントもみられた。
チケットを購入する側としては、高額転売ができなくなることは歓迎だが、同時に幅広く公式リセールが整備されることが望ましいと感じた。
■執筆者プロフィールしばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月90本程度を執筆中。
【今回の動画】チケット出品が開示請求の対象に? (文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)
