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【新日本】DOUKIがIWGPジュニア2冠王に デスペ無法撃破で9ヵ月ぶり頂点返り咲き

【新日本】DOUKIがIWGPジュニア2冠王に デスペ無法撃破で9ヵ月ぶり頂点返り咲き

『Road to KING OF PRO-WRESTLING 2025』後楽園ホール(2025年10月6日)
IWGPジュニアヘビー級選手権試合 ○DOUKIvsエル・デスペラード×

 DOUKIがSHOの介入によってデスペラードをレフェリーストップに葬り、IWGPジュニアヘビー級王座9ヵ月ぶりに返り咲き。ジュニア2冠王となった。

 IWGPジュニア王者・デスペラードが9・24札幌大会でYOHを破って8度目の防衛に成功。試合後、DOUKIが「偽物の王」呼ばわりして挑戦を要求し、デスペラードはSHO&DOUKIの持つジュニアタッグ王座への挑戦を条件に受諾。この日、両者によるタイトルマッチが実現することになった。DOUKIは1・4東京ドーム大会で左腕負傷によるレフェリーストップ負けで陥落して以来の雪辱戦となった。

 デスペラードは10・11所沢大会でジュニアタッグ王座に挑戦するパートナー、KUUKAIとともに出陣。試合前、YOHが「おめえ一人じゃ来れねえのか? このビビりが。どう考えても本物のチャンピオンはDOUKIやろうが」と罵倒し、後楽園に集まったファンを「バカ」呼ばわり。「今日はそんなバカにもわかりやすく、誰が本物か証明してやらあ」と予告した。

 試合前、DOUKIが襲撃を狙ったが、読んだデスペラードは蹴り足をキャッチ。SHOはセコンド勢に控室へと強制連行された。開始のゴングが鳴ると、デスペラードはショルダータックルでねじ伏せたが、DOUKIはスイングネックブリーカードロップで反撃。場外戦に持ち込むと、デスペラードの顔面をベルトで殴りつけた。

 リングに戻ってもDOUKIがDDTを連発して攻勢。再び場外戦に持ち込み、鉄パイプをノドに食い込ませてのスイングネックブリーカードロップを敢行する。リング上でもスイングネックブリーカードロップを決め、イタリアンストレッチNo.32で捕獲。徹底した首攻めをしのいだデスペラードはマフラーホールドを仕掛けたものの、首のダメージで決められず。

 それでもデスペラードはバックドロップで叩きつけ、低空ドロップキック、ドラゴンスクリューとヌメロ・ドスの布石となる足攻めを展開。DOUKIがデイブレイクを仕掛けても回避し、ギターラ・デ・アンヘルを狙ったが、阻止したDOUKIが今度こそのデイブレイクでグサリ。再びイタリアンストレッチNo.32で捕らえた。

 耐えたデスペラードはスープレックス・デ・ラ・ルナを決めさせず。延髄斬りを食らっても、スパインバスター、バックドロップ、垂直落下式ブレーンバスターの波状攻撃で逆襲。さらにギターラ・デ・アンヘルで叩きつけた。ピンチェ・ロコはDOUKIが食い止め、延髄斬りを繰り出したが、デスペラードはヘッドバットで撃墜。グラウンドドラゴンスクリューからのヌメロ・ドスで捕らえた。

 ここでSHOが乱入し、リング上をレフェリーの無法地帯にすると、トーチャーツールでデスペラードの額を殴打する暴挙に出た。KUUKAIが飛び込み、正面飛びドロップキックを見舞ったが、SHOはトーチャーツールで返り討ち。再びデスペラードに襲いかかったが、デスペラードはロコモノをぶち込んで蹴散らした。

 ならばとDOUKIが鉄パイプ攻撃を狙ったが、阻止したデスペラードは噛みつき攻撃でお返し。奪い取った鉄パイプでDOUKIの頭部を何度も殴りつけた。すかさずデスペラードがピンチェ・ロコを爆発させると、息を吹き返したレフェリーがリングに戻ろうとしたが、SHOが場外に叩き落として妨害。幻の3カウントに終わった。

 怒りのデスペラードがSHOに迫ったが、SHOは鉄板で脳天を殴打。倒れたままのDOUKIの元にデスペラードを投げつけた.するとDOUKIがイタリアンストレッチNo.32で捕らえ、逃げ場のないデスペラードの脳天をSHOが何度も鉄板で殴りつける。SHOによってリングに戻されたレフェリーがグッタリしたデスペラードの様子を見て試合をストップした。

 DOUKIがレフェリーストップ勝利でデスペラードからIWGPジュニアを奪回。ブーイングと「帰れ!」コールの中、SHOは「おい、これで誰が本物かわかったやろうが。分かったらアホども、さっさと帰れ。帰るのはお前らじゃ。こいつが本物じゃ!」と悪態をつき、ベルトを肩にかけたDOUKIの手を挙げて称えた。

 9ヵ月ぶりの返り咲きを果たし、IWGPジュニア2冠王者となったDOUKIだが、試合後は疲労困ぱい。SHOの肩を借りて花道を下がった。ともあれ、これで10・11所沢大会でのジュニアタッグ防衛戦へ向けても弾み。新王者の代わりにSHOが「見たらわかるやろうが。こっちが正真正銘の、本物のジュニアのチャンピオンじゃ。2冠やぞ、こいつ。最強すぎやろうが」と勝ち誇った。

【SHOの話】「(※グッタリしているDOUKIに肩を貸しながら現れて)おい、おい、おい、おい、おい。見たらわかるやろうが、おい。(※DOUKIの肩にIWGPジュニアのベルトをかけながら)こっちがおい、正真正銘、本物のジュニアのチャンピオンじゃ、オラ! おい、今まではよ、ただただお前らバカだからよ、騙されとっただけなんよ。このアホが、オラ! 騙されるほうが悪いんじゃ。それに(※IWGPジュニアタッグのベルトを見せながら)こっちもあるぞ、こっちも。2冠やぞ、こいつ、オラ! 最強過ぎじゃろうが、おい! 次、KUUKAIとデスペだ? 同じようによ、デスペの後を追わせてやらぁ、KUUKAIがこのヤロー、オラ! お前らみたいな! そういうことよ。格が違うんじゃ、オラ! (※再びDOUKIを抱えて)行くぞ、オラ!」

※デスペラードはノーコメント

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