ロサンゼルス・ドジャースのダルトン・ラッシングが、シーズン序盤から驚異的な打棒を披露し、自身の市場価値を急上昇させている。現地4月21日、地元メディア『Dodgers Nation』が報じた。
かつての球団トッププロスペクトであるラッシングは、現在、控え捕手や一塁、指名打者としての出場が中心となっている。正捕手ウィル・スミスがいるため定位置は確保できていないが、限られた出場機会の中で圧倒的な数字を残している。
同メディアによると、ラッシングは28打席という少ないサンプルながら、打率.444、7本塁打、13打点、OPS1.760(21日時点)という驚異的な成績をマーク。「ルーキーイヤーの不振を経て、いまや無視できない存在となり、スミスに休養を促すほどだ」と伝えている。
この状況を受け、米スポーツメディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は、「ラッシングはここ数年の若手ドジャース選手と同様に、他球団であればより多くの出場機会を得られる立場にある」と指摘。一方で、ドジャース側の視点として「スミスが負傷すればラッシングが必要になる。これほど貢献している彼を、なぜトレードする必要があるのか」と述べ、球団が安易に放出する可能性を否定した。
さらに同記者は「よほどの大規模な取引で、莫大な見返りがない限り、トレードを検討することはないだろう。捕手というポジションは極めて価値が高い」と語り、その市場価値が破格であることを強調した。
『Dodgers Nation』は、昨季は評価を落としたラッシングが、今や希少な「試合を左右できる捕手」へと変貌を遂げた現状を伝えている。
チーム事情と将来性が交錯する中で、ラッシングのパフォーマンスは今後の編成を占う重要な判断材料となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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