
藤原季節さんプロフィール写真
【画像】え、「伏線だった?」「脇の角度が違う」 コチラが一部でおかしいと言われてた『風、薫る』海軍中尉・小日向(詐欺師)の敬礼姿です
いろいろと議論が起きていたが
2026年前期の連続テレビ小説『風、薫る』第4週18話では、主人公のひとり「大家直美(演:上坂樹里)」と交際していたアメリカ帰りの海軍中尉「小日向栄介」の正体が、身分を偽った詐欺師「寛太(演:藤原季節)」だったことが判明しました。放送後、ネット上では前から「おかしい」と言われていた、彼の「敬礼」する際の姿も話題になっています。
街中で別の女性と「欣二」として会っているところを直美に見られた寛太は、その後、鹿鳴館に入れてくれる相手なら誰でもよかった、中尉のふりをしてなかにいる夫人をひっかけるつもりだったと堂々と開き直っていました。放送直後の『あさイチ』では、MCの博多華丸大吉のふたりが「大事な証明書を持っていないのもおかしいと思った」「上官に会っている姿もなかった」と、これまでの彼のおかしな描写を振り返っています。
また、SNSでは、「偽物かーい!敬礼が海軍式に脇を締めてなかったのも伏線か」「やはり。私はごく最初から怪しいと思っていた海軍士官。狭い艦内を想定した海軍の敬礼は、陸軍と異なり肘を横に張らないと教わった」「敬礼のしかたとか、襟章がないこととか、いろんな違和感をさり気なく散りばめてた藤原季節(とスタッフ)さすがです」「SNSで小日向(藤原季節)の海軍式敬礼がおかしい、いやあの時代はまだ正式な敬礼が徹底されていなかったはず、とその道に詳しい方たちが議論していたのに対し、NHKが華麗にうっちゃりをかました回」といった、小日向中尉の敬礼や服装に関する違和感に納得した視聴者の声が相次いでいました。
ちなみに、いわゆる「艦(船)内は狭いので海軍では脇を閉めて小さく敬礼していた」という「海軍式敬礼」の話は、極端に盛られているケースが多いということは、たびたびネットニュースにもなっています。『風、薫る』第4週時点の1880年頃より30年以上後の大正3(1914)年に公布された、海軍の礼式の作法全般を定めた「海軍礼式令」には、室外(屋外、諸甲板、短艇内、砲台、砲塔、通路、廊下など)での敬礼に関して、
「室外の敬礼は挙手注目とす。挙手注目は姿勢を正し右手を挙げ右肘を右斜めに右前腕及び掌を一線に保ちて五指を伸ばして之を接し掌を左方に向け食指(人差し指)の第三関節を帽の右前部又は庇の右縁に当て頭を向けて受礼者の目又は敬礼を受くべきものに注目す」
という指定がありました。右肘を右斜めに出して、前腕部から指先までを一直線にして掌を見せないように敬礼するといったものです。
たまに映画やマンガで見るような、極端に脇を締める海軍の敬礼の決まりはなかったようで、SNSではかの有名な連合艦隊司令長官・山本五十六が、小日向(寛太)と同じように脇を開いた敬礼をしている写真をアップしている人もいました。
敬礼に関しては制作側が伏線として意識していたかは分かりませんが、襟章がないことやその他の描写は、彼が海軍中尉に成りすましていることを示唆する演出だったのでしょう。詐欺師だと分かった寛太が、今後物語にどう関わってくるのかも注目です。
