ドゥカティのチームマネージャーであるダビデ・タルドッツィは、MotoGPインドネシアGPで発生した接触について、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)が早くから焦りすぎていたと考えている。
インドネシアGPの決勝では、1周目のターン7でドゥカティのマルク・マルケスが後ろを走るベッツェッキに追突され、ふたりともクラッシュに終わった。マルケスはクラッシュで右肩を負傷しており、タイトル獲得後最初のグランプリは厳しい結果になってしまった。
これについて、ドゥカティのタルドッツィはベッツェッキが焦りすぎたと考えている。ベッツェッキは圧倒的な速さを今週末示していたものの、決勝でもスプリント同様にスタートでライバルに先行を許してしまっていた。
「マルコは今週末、決勝の1周目までは素晴らしい週末を過ごしていた。彼は自分が最速だと示していたんだ」
タルドッツィはMotoGP.comにそう語った。
「彼はもう少し考えて、待つべきだった。あまりにも焦りすぎていたんだ。これはよく言われることだが、レースというのは1周目で勝つものではない。(インドネシアGPなら)27周かけて考えるべきことだ」
「私としてはマルコはミスしたと思う。だが彼は我々とマルクに対し考えを伝えてくれた。ふたりがサーキットに戻って来るのを楽しみにしている」
なおベッツェッキが序盤から焦りすぎていたという見解には、アプリリアのマッシモ・リボラCEOも同意している。
「今週末を通じて、彼のレースペースがとても良かったことは、誰の目にも明らかだった」とリボラCEOはMotoGP.comに語った。
「(ターン7の含まれる)セクター2は他のライダーよりも明らかに速い場所だった」
「もしかしたら気を取られていたのかもしれない。あの低速コーナーで、自分のスピードに気がついていなかったのかもしれない」
「もし、彼が(本来のパフォーマンスと)違うポジションで走っていたのなら……彼も早くポジションを取り戻そうとしすぎて、ナーバスになっていたのかもしれない」
「勝てるだけのペースがあると感じられていると、できるだけ早くそのペースに戻りたいと思うものだろう。だが、明らかに失敗だった」
なお、リボラCEOはレース後にはこうも釈明していた。
「こういった事態は見たくないものだが、MotoGPの戦いがどれだけ僅差なのかは知っての通りだ」
「ライダー達は全員が、バイクから最大限の力を引き出そうとする戦士なんだ。そして時には、あまり戦略について考えないこともあるかもしれない。明らかに挽回するペースがあったからだ。マルコは昨日、半分の距離のレースでそれを成し遂げていた」

