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元世界9位バウティスタアグートが今季で引退へ! 最後のマドリードで約20年に及ぶツアー生活を振り返る<SMASH>

元世界9位バウティスタアグートが今季で引退へ! 最後のマドリードで約20年に及ぶツアー生活を振り返る<SMASH>

今季の男子テニス界では、スタン・ワウリンカ(スイス)、ガエル・モンフィス(フランス)、ダビド・ゴファン(ベルギー)らを筆頭に、現役引退を表明するベテラン選手が相次いでいる。そうした流れの中、元世界ランキング9位でツアー12勝を誇る38歳のロベルト・バウティスタアグート(スペイン/現93位)も、その1人に加わった。

 2005年にプロ転向し、09年にツアーデビューを果たしたバウティスタアグートは、ベースラインからのフラットで力強いストロークを武器にツアー屈指のオールラウンダーとして活躍し、ハード、クレー、芝コートと全てのサーフェスでタイトルを獲得。中でも芝では勝率67.1%(通算55勝27敗)と高い数字を記録しており、四大大会では19年ウインブルドンでのベスト4が最高成績となっている。ただし、全12タイトルのうち最多はハードでの9勝で、芝での優勝はわずか1度にとどまっている。

 12年にツアー初勝利とトップ100入りを果たして以降着実に勝利を重ね、同19年には世界ランキングでも自己最高の9位を記録。約20年にわたりツアーの第一線で活躍し、トップ10には通算27週間在位した実績を持つ。ツアーレベルでは26年4月20日時点で通算732試合に出場し、435勝297敗をマーク。堅実なプレーで長く安定したキャリアを築いてきた。

 そのバウティスタアグートは4月16日に自身のSNSを通じ、今季限りでの現役引退を発表。現地22日には母国開催の「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/クレー/ATP1000)で1回戦に臨んだが、チアゴ・アグスティン・ティランテ(アルゼンチン/現74位)に2-6、4-6で敗れ、同大会での最後の戦いを終えた。
  試合後に特別に挙行されたセレモニーでは、大会ディレクターを務める男子元12位のフェリシアーノ・ロペス氏(スペイン/44歳)と、プレゼンターとして登場した女子元1位のガルビネ・ムグルサ氏(スペイン/32歳)からバウティスタアグートに記念のプレートが贈られた。その後、バウティスタアグートはスピーチを行ない、自身のキャリアを振り返りつつ、感慨深げにこう語った。

「我々テニス選手は若い頃から順調にキャリアを築き、世界最高の大会でプレーすることを夢見るものです。その夢は叶い、フェリ(ロペス氏の愛称)やチームメイトと共にデビスカップ(男子国別対抗戦)で優勝も経験しました。これまでに多くのことを成し遂げましたが、私にとって何よりも大切なのはテニスが私に与えてくれた全てのもの、そしてこのスポーツが必要な時に教えてくれた価値観です。

 こういうことは、現役の間はあまり考えないものですが、引退を決めると、そういった考えを持ち始めます。今年はこの舞台で良い結果を出したいと思っていましたが、今日はコート上で様々な感情が交錯し、決して簡単な試合ではありませんでした。自分でも信じがたいことですが、38歳になった今も緊張は消えません。それでも本当に素晴らしい時間を過ごせましたし、家族やチームと共に美しい別れを楽しみました」

 こうしてマドリードに別れを告げた38歳。引退の日まで、バウティスタアグートの雄姿を目に焼き付けたい。

文●中村光佑

【動画】マドリードでの最後の戦いを終えたロベルト・バウティスタアグートの記念セレモニー

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配信元: THE DIGEST

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