MotoGPインドネシアGPで追突され転倒してしまったドゥカティのマルク・マルケス。マドリードで検査を受けて負傷の全容が明らかになった。彼は手術を受ける必要はないものの、次戦オーストラリアGPとマレーシアGPを欠場する予定だ。
マルケスはインドネシアGPの決勝レースを9番グリッドからスタートしたが、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)がブレーキングを誤りマルケスのバイク後部に衝突。両者はグラベルトラップに飛び込む形となり、わずか7コーナーでレースを終えた。
サーキットでの初期検査で肩の骨折が確認されたため、ドゥカティはマルケスをスペインへ緊急搬送し、詳細な医療検査を実施した。
ドゥカティが月曜日に発表した声明によると、マルケスはインドネシアGPでのベッツェッキとの接触事故により、右肩の肩甲骨下端の骨折と靭帯損傷を負ったという。追加検査の結果、過去の負傷との関連性は否定され、骨の著しい変位も確認されなかった。
ドゥカティは、現段階では手術の予定はなく、肩を安静にし、固定することに重点を置くと説明。そのため、いわゆる「保存的治療計画」の一環として、マルケスは10月19日と26日に決勝開催予定のオーストラリアGPとマレーシアGPを欠場する。
「マルク・マルケスは本日早朝、インドネシアからスペインに到着後、直ちにマドリードのルベル・インターナショナル病院へ向かった。複数の医学的検査の結果、スペイン人ライダーは右肩の烏口突起(肩甲骨の前面に位置する小さな鉤状の突起)基部の骨折および靭帯損傷を負っていることが判明した」
そうドゥカティは声明で述べた。
「臨床検査と放射線学的評価により、過去の負傷との関連性は否定され、また著しい骨の変位も認められないことが確認された」
「このため、サミュエル・アントゥニャ医師とイグナシオ・ロヘル・デ・オニャ医師が率いる医療チームは、骨折の完全治癒と臨床的安定化まで患部の肩を安静・固定する保存的治療計画を選択した。これにより、マルケスのオーストラリアGPおよびマレーシアGPへの出場は不可能となった」
「ドゥカティ・レノボ・チームのライダーは週次経過観察を受け、回復の進捗状況に基づき最終的な回復期間と競技復帰時期が決定される」
マルケスは先日の日本GPですでに自身9度目(MotoGPクラスでは7度目)の世界タイトルを獲得しており、欠場が選手権の結果に影響を与えることはない。
「幸いにも怪我は深刻ではないが、回復のタイムラインを尊重することが重要だ」とマルケスは語った。
マルケスは2020年のスペインGPで上腕を負傷した後、早期に復帰しようとしたことが仇となり、結局は4度の手術を受けることになるなど回復が長引いた経験があることからしっかり完治させたいと考えているようだ。
「シーズン終了前には復帰したいが、医師の指示を超えて無理はしない。個人としてもチームとしても主要目標は達成済みだ。今は適切な回復と100%の状態での復帰が最優先だ」
ドゥカティはフィリップアイランドとセパンでのレースにおけるマルケスの代役について、現時点で発表していない。

