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3試合連続無得点で3連敗。苦境の柏で汰木康也が考える打開策。確固たる戦術を「破壊していく強烈な個が必要」

3試合連続無得点で3連敗。苦境の柏で汰木康也が考える打開策。確固たる戦術を「破壊していく強烈な個が必要」


[J1百年構想リーグ第12節]柏 0-1 鹿島/4月24日/三協フロンテア柏スタジアム

 リカルド・ロドリゲス監督体制1年目の2025シーズンは、最終節までJ1タイトル争いを演じた柏レイソル。26年のJ1百年構想リーグでもEASTで上位争いをリードすると目されたが、開幕から波に乗れず、まさかの下位低迷を強いられている。

 3月から4月頭にかけて3連勝(7節・浦和レッズ戦のPK戦勝ちを含む)と息を吹き返したかに見えたが、10節・FC町田ゼルビア戦、続く水戸ホーリーホック戦では無得点で敗れて連敗。4月24日の鹿島アントラーズ戦では必ず勝点を取って、浮上のきっかけを見出さなければならなかった。

 指揮官は流れを変えるべく、先発を6人変更。浦和時代の教え子である汰木康也、大久保智明らを今季初スタメンに抜擢し、原田亘や小西雄大も先発に戻すなど、陣容を入れ替えて試合に臨んだ。

 その効果もあり、前半は昨季に見せたようなボール回しができていた。「今日は昨年のサッカーのイメージにすごく近いものは出せたかなと思う」と小西も手応えを口にする。

 31分には、中川敦瑛の持ち出しから大久保とのワンツーを経て、小泉佳穂、細谷真大へとつながり、強烈なフィニッシュに持ち込むが、相手守護神・早川友基に阻まれてしまう。直後にも汰木が山之内佑成の折り返しに飛び込むが、相手のブロックに遭う。あと一歩、詰め切れないという最近の柏を象徴するようなシーンが続いた。
 
 苛立ちの募る展開で、先手を取ったのは鹿島。前半終了間際に濃野公人が大久保からボールを奪取。そのままドリブルで持ち込み、ボックス内で待ち構えていた鈴木優磨に預ける。これを背番号40が沈めた。

 町田戦、水戸戦に続いて先手を取られた柏は後半、巻き返しを図ったが、64分の汰木のゴールがオフサイドで取り消されるなど、どうしてもゴールをこじ開けられない。

 終盤には鹿島の津久井佳祐が退場し、数的優位に立ったものの、その状況も活かし切れず、タイムアップの笛。3試合連続の無得点で、3連敗という苦境に追い込まれてしまったのだ。

「最後の質というところもそうですけど、どこか緩みがあるのかなと。自分が点を取らないと始まらないので、点を取って勝たせることがすべてかなと思います」と、ここまで1ゴールにとどまっている細谷は反省の弁を口にした。

 ただ、鹿島のように強固な守備組織を前面に押し出してくる相手に対し、細谷1人で何とかしようとしても難しいのは事実。そのあたりは今季初先発の汰木も指摘していた点だ。

「中の枚数が少ないと思います。高さもあって守備が強い相手に、真大1人でピンポイントで点が取れるかっていったら、そんなに簡単ではない。そこに誰かもう1人、突っ込んでいくなり工夫が必要だと思いますね」と今季初めてフルタイム近くプレーした背番号16は、2列目アタッカー陣がFWをサポートする動きを増やすべきだと考えている様子だ。

「ボールを握って良いサッカーをしても、個は大事になってくるし、そこがレイソルの課題だと思います。決められた立ち位置や戦術をみんながしっかり守って、ピッチでやるのがウチの強さでもありますけど、逆にそこを破壊していくような強烈な個が絶対に必要になってくるんですよね。

 町田なり、鹿島なり、(ヴィッセル)神戸といったチームに勝っていこうと思うなら、ゴール前や中盤で1人、2人を剥がしていく選手が出てくることは必要。自分もそこは体現したいし、真大みたいに1人で行ける選手がいるんで、もっと活かせるようにしたいと、試合をしながら感じていました」

 昨季まで神戸で大迫勇也や武藤嘉紀らと共闘し、個で解決できる凄みを目の当たりにしてきた汰木の発言は貴重だ。
 
 柏は昨季、ロドリゲス監督のスタイルで一定の成功を収めた分、戦術を守りながら戦う意識が全員に浸透しているが、得点の部分はそれだけでは足りない。一人ひとりが“違い”を作るトライを増やさなければ、停滞感を打破するのは難しそうだ。

 実際、後半に爆発的なスピードを誇る小見洋太が出てきて流れが変わったし、今季のチーム最多得点の4ゴールを挙げている瀬川祐輔の裏抜けも効果的だった。そういう個性をもっともっと強く押し出してもいいはずだ。
 
「『去年のプレーを取り戻そう』と監督もけっこう言いますし、選手たちもそういう空気感がありますけど、僕としては昨年のことはいったん忘れてというか、いろんなことにチャレンジしていいと思っています。

 昨年はリカルドの1年目で、相手も対応できなくて結果につながったかもしれない。だけど、今年は当たり前のように対策されている。そこでどう点を取るのか。今はむしろいろいろ試せると思います。ボールを握るだけじゃ点が取れないので、そこは僕も伝えていきたいところです」

 こう語る汰木や大久保のようにロドリゲス監督と過去に共闘した選手たちは、土台を活かしながら、新たなエッセンスをもたらせるはず。苦しい時期が続くが、ここからの大胆チャレンジが2026-27シーズンにつながると信じて取り組んでいくしかないだろう。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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