
この画像に映っているのは、おとめ座の方向、地球から約3000万光年の距離にあるソンブレロ銀河(M104)です。ソンブレロ銀河の直径は約5万光年で、おとめ座銀河団の中で最大級の天体です。「ソンブレロ」という名前は、形がメキシコの帽子に似ていることから付けられました。
ソンブレロ銀河の中心には非常に明るい核があり、周辺には約2000個の球状星団が存在しています。暗い塵が銀河を横切るように帯状の領域を形成しています。
画像は、南米チリにあるセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)のビクター・M・ブランコ4m望遠鏡に搭載されたダークエネルギーカメラ(DECam)で撮影されました。DECamは、5億7000万画素の巨大なデジタルカメラです。
巨大なハローと南側に伸びる恒星流もとらえた

こちらはより広範囲をとらえたものです。
画像には、銀河を取り巻く巨大なハローも映っています。その幅は銀河の3倍以上まで広がっているようにみえます。また銀河の南側に伸びる恒星流もとらえられました。ハローと恒星流には、それぞれ別の銀河から引きはがされた星々が存在しており、ソンブレロ銀河と小さな伴銀河が過去に合体したことを示唆しています。
(参考)
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が近赤外線でとらえた「ソンブレロ銀河」
ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたソンブレロ銀河の最新画像
Image Credit: CTIO/NOIRLab/DOE/NSF/AURA
Image Processing: T.A. Rector (University of Alaska Anchorage/NSF NOIRLab), D. de Martin & M. Zamani (NSF NOIRLab)
(参照)NOIRLab

