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【北中米W杯出場国紹介|第40回:カナダ】強みの推進力を最大化する設計。本大会でもダイナミックな戦いが見られるはずだ

【北中米W杯出場国紹介|第40回:カナダ】強みの推進力を最大化する設計。本大会でもダイナミックな戦いが見られるはずだ


 アメリカ、メキシコと共同の開催国として、カタール大会に続く3度目の出場となるカナダ代表。前回大会ではクロアチア、モロッコ、ベルギーという強豪と同組となり、3戦全敗に終わったが、3試合目のモロッコ戦では1-2と接戦を演じ、一定の手応えを残した。

 今回は予選を戦う必要がなかったことで、チームの成熟度を高める時間を確保できた点が大きく、戦術面・選手層の両面で進化を遂げて本大会に臨む。

 指揮を執るのはアメリカ人のジェシー・マーシュ監督。ニューヨーク・レッドブルズで評価を高め、同じ系列のレッドブル・ザルツブルクやRBライプツィヒを率いた。その後、リーズ・ユナイテッドでプレミアリーグを戦った実績を持つ。

 彼の志向するスタイルは明確で、4-4-2をベースにした組織的なハイプレスと、ボール奪取後の素早い縦への展開が軸となる。自陣から細かくつなぐよりも、強みである推進力を最大化する設計であり、本大会でもダイナミックな戦いが見られるはずだ。

 攻撃の核となるのはアルフォンソ・デイビス(バイエルン)だ。爆発的なスピードと突破力を備え、クラブでは左サイドバックを主戦場とするが、代表ではより高い位置でチャンスメイクの中心を担う。

 ただし、今シーズンは筋肉系のトラブルに悩まされており、本大会でどこまでコンディションを上げられるかが鍵に。
 
 得点面ではジョナサン・デイビッド(ユベントス)がエースストライカーとして君臨。代表戦では出場試合数の半数以上でゴールを記録する抜群の決定力を誇る。セリエAでは今年に入り、しばらく得点から遠ざかっていたが、4月19日のボローニャ戦で決勝ゴール。終盤戦での復調が期待されており、勢いを持って大会に入れるかが重要だ。

 デイビッドと2トップを組むタニ・オルワシェイ(ビジャレアル)は、ナイジェリアにルーツを持つパワフルな左利きのストライカー。前線からのプレスとフィジカルコンタクトで、相手守備陣に圧力をかける。

 2トップの関係性は補完的で、デイビッドの推進力とオルワシェイのパワーが嚙み合えば、シンプルながらも破壊力のあるフィニッシュワークが成立する。

 中盤ではネイサン=ディラン・サリバ(アンデルレヒト)とイスマエル・コネ(サッスオーロ)が軸となる。サリバは機動力と展開力を兼ね備えた若手で、昨夏のゴールドカップでも存在感を示した。

 一方のコネは対人の強さとボール奪取能力に優れ、ハイプレスの中核を担う存在だ。両者が前線へシンプルに配球しながら、状況に応じて自らフィニッシュにも関わることで、攻撃の厚みが増す。

 サイドではマルセロ・フローレス(ティグレス)とリアム・ミラー(ハル)がスピードと推進力を発揮する。
 
 最終ラインはやや流動的だ。デレク・コーネリアス(レンジャーズ)はゴールドカップで主力を務めたが、クラブでの出場機会の減少が影響し、序列は不透明となっている。そのためカマル・ミラー(ポートランド)とジョエル・ウォーターマン(シカゴ)が、開幕戦でセンターバックを組む可能性が高い。ウォーターマンは前回大会で出場機会がなく、リベンジの舞台となる。

 右サイドバックのニコ・シガー(ハイドゥク・スプリト)はサリバと共に評価が上昇中の22歳で、積極的なオーバーラップで攻撃に迫力を加える。左はリッチー・ラレイア(トロント)が豊富な経験を活かし、攻守のバランスを取る役割を担う。
 
 ゴールマウスを守るのは、デイン・セントクレア(インテル・マイアミ)。守備範囲の広さと高いセービング能力を併せ持ち、ハイラインの背後をカバーする存在として不可欠だ。正確で力強いキックを武器に、ビルドアップの起点としても機能する点は、縦に速いカナダのスタイルと非常に相性が良い。

 同じ開催国のメキシコやアメリカに比べるとFIFAランキングも国際的な注目度も劣るが、地の利と比較的に恵まれた日程を追い風に、躍進する可能性はある。若手の勢いと主力の経験がうまく噛み合えば、世界をあっと言わせても不思議ではない。

文●河治良幸

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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