『ミツカン フルーティス presents ALL STAR GRAND QUEENDOM 2026』横浜アリーナ(2026年4月26日)
○フワちゃんvs安納サオリ×
フワちゃんが安納を破る番狂わせをやってのけ、再デビューから4ヵ月でシングル初勝利をもぎ取った。
安納とフワちゃんは3・6名古屋大会におけるシンデレラトーナメントで対戦し、両者オーバー・ザ・トップロープの痛み分けに終わった。その決着戦がこの日、横浜アリーナの大舞台で実現。必勝を期すフワちゃんは2日前、新日本道場を訪れ、永田裕志から「必死さ」の重要性を説かれ、ナガタロックIIの極意を伝授された。
フワちゃんはドロップキックなどで果敢に立ち向かうものの、安納は余裕たっぷりに鎮圧。変型鎌固め、極楽固めと拷問技を連発してフワちゃんを苦もんさせる。耐えたフワちゃんは「負けねえよ!」とエルボーを連発するものの、安納はフィッシャーマンスープレックスで返り討ちにした。
それでもフワちゃんはミサイルキックで反撃を開始。卍固めで絡みついたが、ダイビングボディアタックが不発に終わると、安納が腕ひしぎ逆十字固めで捕らえる。ロコモーション式ジャーマンで追い討ちをかけると、フワちゃんもコーナーに上がった安納を場外に叩き落とし、コーナー最上段からのプランチャを発射して沸かせた。
好機をつかんだフワちゃんはミサイルキックを3連発。安納も仁王立ちで受け止めた。両腕をクロスしての変型アームロックで絞め上げたフワちゃんは逃れた安納が張り手を連発しても、捨て身のヘッドバットで徹底抗戦。滞空式ブレーンバスター、後頭部へのシャイニングウィザード、正調・シャイニングの波状攻撃に出る。さらに初公開となるムーンサルトプレスを発射して勝負をかけた。
安納も3カウントを許さず。電光石火のポテリングで丸め込み、ジャーマンでぶん投げる。2発目はフワちゃんが股下を潜り抜けて回避。すかさず師匠・葉月ばりのラ・マヒストラルで丸め込んで3カウントを奪った。
フワちゃんがまさかの安納撃破。昨年12月の再デビューから4ヵ月で値千金のシングル初勝利をもぎ取ってみせた。試合後、師匠・葉月と抱き合って喜びを爆発。バックステージで「ムーンサルトプレス、練習してたからやってみたけど怖かった。でも、アドレナリンが出てたから、やっぱ怖くなかった」と笑ったフワちゃんはフィニッシュとなったマヒストラルも葉月直伝で、「葉月師匠の技で最後スリー取ったの本当に嬉しかった。葉月さんより全然まだ上手にできないけど、不意打ちで勝てるのは新人の醍醐味だから嬉しかった。葉月さんの技で勝てて嬉しかったです」と振り返った。「今日は、毎年4・26は忘れられない記念日になりました」と噛み締めたフワちゃんはこみ上げる感情を抑えきれずうれし涙を流していた。
【フワちゃんの話】「よっしゃあ、生まれて初めて自分の力でシングルのプロレス勝ったぞ! やったー! やった! やった! やった! ありがとうござました。嬉しいなあ。今日は、毎年4・26は忘れられない記念日になりました、みんなにとって。巻きこんだ(笑) 全員巻きこまれると思ってなかったでしょ? ああ、嬉しい。本当に2ヵ月間、こうして1人の相手と戦って、いろんな物語が生まれて、いろんな感情が生まれて、絆が生まれてっていうのは、私のプロレス人生でこれもまた初めてのことだったので、こうして思い入れの深い先輩の実力いっぱい、経験いっぱいで勝てないと思っていた安納さんに勝てたことは私のビックリ大好き出来事になりました。私、葉月師匠の技で最後スリー取ったの本当に嬉しかった。葉月さんより全然まだ上手にできないけど、不意打ちで勝てるのは新人の醍醐味だから嬉しかった。葉月さんの技で勝てて嬉しかったです。ムーンサルトプレス、練習してたからやってみたけど怖かった。でも、アドレナリンが出てたから、やっぱ怖くなかった(笑) あと手も痛い。怪我した。もう終わり。とっても嬉しい日にする。あとでまたいっぱい喋ってあげるからね。おしまい! ありがとう」
【安納の話】「フワ、調子乗んなら今やぞ。安納サオリに、私に勝ったんやからな。調子乗れよ。踊れよ。今やぞ。でも、うーん、もう…フワとさ、この2月末からずっと戦ってきて、私はふと昔の自分のことを思い出した。デビュー戦で技決まったのがうれしくて、頑張ったからこそうれしくてアピールだったりして凄く怒られた。早くフォールいけよ、早くやれよって。少し違うかもしれへんけど、フワの気持ちがちょっとわかる。ただ、私にとって最大の汚点ができた。また新たに付けられてしまったよ。でも、今回はちょっといい汚点かも。なぜかっていうとまだ終わらんから。あんたと終わらせへんからな。これからもプロレスしようぜ。プロレスの楽しさはこっからやぞ」

