超大物ルーキーはガラスの体だった。阪神の立石正広内野手が、右ハムストリングス筋損傷と、大阪府内の病院で診断された。
プロ入り後、1月の新人合同自主トレ中に右足肉離れでキャンプに出遅れ、3月の実戦復帰直後は左手首の関節炎で離脱。そして今回である。全て異なる箇所で、わずか4カ月で3度目のケガに見舞われた。
在阪メディア関係者が言う。
「藤川球児監督は一度目のケガの際には、コンディションを把握しきれず防げなかったトレーナーら、現場の管理体制に強い不満を示していました。『二度と起こしてはいけない』と厳しく再発防止を求めていましたが、短期間に3度目のケガ。怒りの矛先はトレーナーから本人の自己管理不足に移り、正すように指導が入りました」
オールスター明けからの戦力として再計算
阪神、広島、日本ハムの3チームがドラフト1位で指名し、藤川監督が抽選で見事に当たりを引いたスーパールーキー。藤川監督は立石を球団の未来を変える逸材として、開幕から「7番・レフト」で起用する具体的な構想を持っていたものの、頓挫。オールスター明けからの戦力として、再計算せざるをえない状況になった。
前出の在阪メディア関係者によれば、
「球団は立石のユニフォーム、デビュー関連や初記念グッズを用意していましたが、ケガによってファンの初期衝動に起因する商機を逃し、損失につながりました。キャンプから大きな売り上げにならず、一部のグッズショップでは、立石の販促物がひっそり店の奥に移動する現象が起きています」
天性の打撃センスを秘めた、将来の右の大砲と目されている立石。ケガをしない体作りへの改造期間と捉えて、夏以降に1軍で大爆発を目指すしかなくなった。
(板垣流星)

