送らなければよかったメッセージ
あの夜、仕事帰りの電車の中で彼女にメッセージを打っていました。「1年経ってもお前の前だと緊張する。たぶんずっとこのままだと思う」。書いているときは自然に出てきた言葉なのに、1年も付き合ってて「緊張する」なんて、気持ち悪いと思われたかもしれない。
彼女からの返信は「そうなんだ。嬉しい」。嬉しいとは言っている。でも本音なのか、困ってそう返しただけなのか、文字だけでは読み取れませんでした。
通知バーに残っていたもの
翌日、彼女がカフェのスクリーンショットを送ってきました。「ここ行きたい」。いつもの気軽なメッセージ。でも俺の目はカフェの写真ではなく、通知バーに引き寄せられていました。「スクリーンショットを保存しました」。時間的に昨夜のメッセージの直後です。つまり彼女は、あの恥ずかしいメッセージを保存していた。
最初に浮かんだのは、友達に見せたんじゃないかという不安でした。グループチャットに貼って「彼氏がこんなの送ってきた」と笑われていたら。そう考えると、胃の奥がずしりと重くなりました。
