西武鉄道は、2028年3月から運行を開始する、「52席の至福」の価値をさらに進化させた新型レストラン列車の名称を、「Fine Dining Train『vies』(ファインダイニング・トレイン『ヴィエス』)」と発表した。
同時に、車両デザインをモチーフにしたロゴデザインも公開。このほか、ブランドムービーやインタビュー映像も解禁されており、その世界観の一端に触れることができる。
料理監修にはバルニバービ総料理長の大筆秀樹氏、車両デザインには建築家の妹島和世氏を迎えるという豪華布陣だ。
さらに、運行開始に先駆けて乗車体験ができるキャンペーン「Fine Dining Train『vies』2年後の約束」も始動。2年後のデビューに向け、期待が高まるばかりだ。
気になるネーミングの由来はもちろん、秀逸なロゴの仕上がりにも注目。2028年の車窓と美食を思い描きつつ、読み進めてみてほしい。
逆から読むと……!? 「vies」に隠された、驚きの仕掛けとメッセージ
ネーミングを手掛けたのは、数々のヒットCMや、話題のハンバーグ店「挽肉と米」のプロデュースでも知られるコピーライター・小西利行氏だ。
フランス語で「命」や「人生」を意味する「vie」を複数形にした「vies」には、食は命をいただくものという自然への敬意とともに、乗客一人ひとりの人生が豊かに重なり合う場所であってほしいとの願いが込められている。
さらに面白いのが、その“遊び心”だ。なんと「vies」を逆から読むと「seiv」となり、「西武」を想起させる仕掛けが!
単なるネーミングの妙にとどまらず、こうしたニヤリとさせるギミックが忍ばせてあるあたりに、作り手の並々ならぬこだわりが伝わってくる。
デザインの正体は、列車のユニークなフォルムそのもの
ロゴデザインを担当したのは、立川のまちづくり「GREENSPRINGS」などを一元的にディレクションしたことでも知られる、アートディレクターの丹野英之氏。
「s」の有機的なカーブと右から伸びるアンダーラインは、列車のユニークなフォルムを表現している。このラインもまた、右から左へ視線を誘導することで、「逆から読むと西武」という仕掛けをデザイン的に示唆するものだ。
スピードや効率を追い求める現代において、あえて「ゆったりと包まれるような空間」を具現化したデザインは、新しい列車の旅の形を予感させる。
