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“特別な場所”等々力に舞い戻ったジェフのイサカ・ゼインと猪狩祐真。目指し続けたピッチで感じた想い

“特別な場所”等々力に舞い戻ったジェフのイサカ・ゼインと猪狩祐真。目指し続けたピッチで感じた想い


[J1百年構想リーグEAST第12節]川崎 2-1 千葉/4月25日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu

 千葉がボールを柔軟にパスを回してチャンスを作るも、川崎が試合終了間際のマルシーニョのゴールで勝ち切った一戦。ジェフには特別な想いを抱えているふたりがいた。

 ひとりはかつて川崎でプレーし、対戦相手として等々力に戻ってきたアタッカーのイサカ・ゼインである。

 桐蔭横浜大を卒業後、2020年に三笘薫(筑波大)、旗手怜央(順天堂大)ら同期とともに川崎に入団。鬼木達監督の下で右SBにも挑戦したが、リーグ連覇などを果たしたチームではなかなか出場機会を掴めず、22年に横浜FCにレンタル移籍。そして23年には山形に完全移籍し、昨夏には千葉に加わり、“右の槍”としてJ1復帰に貢献してみせた。

 イサカは川崎戦でも4-4-2の右サイドハーフとして先発し、何度も仕掛け、前半にはポストに直撃するシュートを放つ。しかし、チームは敗れ、本人も途中交代となっただけに悔しさを隠せない。

「結果だけを求めてきたので、ちょっと惜しいとか、(ホームでの)前回の対戦もそうですが(PK戦で川崎に敗戦)、こういう気持ちで終わりたくないと思っていましたが、結果も残せず、チームも勝てなかったので負けかなと」

 それでも千葉の勝利のために戦いつつ、川崎は自身にとってやはり特別なクラブである。

「楽しみにはしていましたし、ここではなかなか試合には出られず、相手としてですが、プレー出来てやっぱり楽しさはありました。だからこそ、結果を掴みたかったです。またスタメンで帰ってきて結果を残したいですね。

(川崎に所属した)当時はめちゃくちゃ悔しかったですし、先も見えなかったです。あれだけのメンバーのなかで、毎日が決勝戦のような感じでプレーしていましたし、今はその経験が活きているかなとも思います。当時は苦しかったですが、今はそう思えています、もう一度、プロのキャリアをやり直すなら、川崎でやりたいという思える経験でした。自分のサッカー人生にとって本当に大切な時間でした」
 そしてもうひとり、等々力でのプレーを心待ちにしていたのが、イサカとの交代で登場した、川崎のアカデミー出身のMF猪狩祐真である。

 川崎U-12、川崎U-15で育った猪狩は当時、ボールボーイも務め、等々力でプレーする先輩たちの姿をピッチ脇で見つめていたという。その後は日大藤沢高に進学。

 14番を背負ってチームを牽引したが、選手権予選の準決勝では等々力で桐光学園に敗れた悔しき思い出も残っている。

 その後、産業能率大を経て昨季、千葉に入団。1年目はなかなかピッチに立てなかったが、2年目の今季は167センチ・63キロと小柄ながら、主に中盤の底でゲームを組み立てる存在として途中出場を増やしている。

 そして迎えた念願の等々力での古巣の川崎とのゲームとなった。

「去年は試合は出られていなかったので、試合に出られるだけで嬉しいですが、(今季)フクアリでフロンターレと戦え時もは嬉しかったですし、次の目標は等々力を見てきたので良かったです。プロサッカー選手になりたいと夢を持ってからお世話になった場所、そこでプロ選手としてプレーできていることは嬉しいですが、もっともっとやらなくちゃいけないとも感じました」

 ゲームには敗れたが、イサカ、猪狩にとっては忘れられない一戦になったに違いない。こうしたドラマを見られるのもJリーグの良さだろう。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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