「旧いチョッパーカルチャーをリスペクトする一方で、旧車乗りの先輩たちから苦労話も聞いていたので、イージーに乗れそうなエボを選びました。自分の中のハーレーのイメージを覆す『ヒューモンガス』の小松さんと知り合ったことも大きなきっかけでした」
ワコマリアのプレス・村田さんが乗る、都会的なカスタムを施したハーレー

国産旧車に慣れ親しんでいたオーナーだが、ヒューモンガスの洗練されたセンスに惚れ込み初のハーレーをオーダー。スイングアームフレームのシンプルなチョッパーかと思いきや、ディテールをよく見れば隅々までニッチなデザインが浮かび上がる。
ヒューモンガスがイメージしたのは「フリスコに派生するスタンダードな形でカスタム感があるスタイル」。ショベルの4速フレームをモディファイし、ストレッチしたシングルフレームにFLTエンジンを搭載。ややフォークを延長したスタイリッシュなシルエットの中で、高度なカスタムフレームのデザインやハイテックな足まわりの装備、フェンダーストラットのナロードなど、見れば見るほど“やってなさそうでやってる”ヒューモンガス独自のバランスを隙なく体現していることがわかる。
これ見よがしにカスタムディテールを主張するのではなく、すべてを一体化させたトータルバランスで魅せるセンスこそヒューモンガスのフルカスタムが“都会的”と形容される理由だろう。イージーライドを実現するエボのパフォーマンスと高度なカスタムの色気を内包する一台は、ヒューモンガスのカスタムマナーが正しく発揮されたチョッパーである。
owner/村田裕平さん

ワコマリアのプレスを務め、DJとしても活躍するオーナー。十代から国産旧車を乗り継ぎEvoと同時にCB400Fourを所有。音楽とバイクと釣りを愛する滋賀生まれのナイスガイ。


愛用ヘルメットは70sBELL“STAR”。ワコマリアとジョイントワークを展開したアーティストNECK FACEのグラフィティがオーナーのフェイバリット。



2インチロングの39φフォークにPMキャリパー/Lyndallローターを装備。シングルダウンチューブフレームが車両の最大のアイデンティティ。キャップを最上部に移設したスポーツスタータンク。「Sペイントワークス」が手がけた塗装はオーナーの希望によるフェラーリ・ヴィニャーレをサンプリングしたメタリックグリーン×ブラックで統一。シートは後部座席をややフラットにデザインしたタンデム仕様。
(出典/「CLUB HARLEY 2026年4月号」)