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【北中米W杯出場国紹介|第42回:アメリカ】質・量ともにかつてとは比較にならない層の厚さ。長年にわたる強化の成果を問われる大会に

【北中米W杯出場国紹介|第42回:アメリカ】質・量ともにかつてとは比較にならない層の厚さ。長年にわたる強化の成果を問われる大会に


 北中米W杯に開催国として臨むアメリカ代表は、自国開催という明確なアドバンテージを得て、長年にわたる強化の成果を問われる大会を迎える。

 これまで通算11回の出場を重ね、最高成績は第1回大会での3位。しばらく低迷期はあったが、近年は継続的に本大会へ進出し、5度のグループステージ突破を果たしてきた。なかでも2002年の日韓大会では、ランドン・ドノバンを擁してベスト8に進出し、組織的な守備と鋭いカウンターで世界に強い印象を残した。

 かつては「サッカー不毛の地」とも評されたが、1994年大会の自国開催を契機に、アメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)を中心とした育成システムの整備、さらにプロリーグMLSの発展が相乗効果を生み、代表チームの底上げにつながっている。

 近年では欧州主要リーグで主力を担う選手も増え、質・量ともにかつてとは比較にならない層の厚さを備えるに至った。今回の北中米大会は、その長期的プロジェクトの節目と位置付けられる。

 チームを率いるのは、2024年9月に就任した、アルゼンチン出身のマウリシオ・ポチェティーノ監督。トッテナム、パリ・サンジェルマン、チェルシーといった欧州のビッグクラブで実績を築いてきた指揮官は、高強度のプレッシングと流動的なポジションチェンジを軸とするスタイルを志向する。素早い攻守の切り替えを重視し、選手を前向きにプレーさせるマネジメントにも定評がある。
 
 チームの中核を担うのが「キャプテン・アメリカ」と称されるFWクリスチャン・プリシック(ミラン)だ。局面の打開力に優れたアタッカーで、味方とのコンビネーションを活かしたチャンスメイクでも、中心的な役割を果たす。また主将として選手たちを引っ張り、苦しい時にチームを引き上げる。

 このプリシックを筆頭に、攻撃面では多様な特長を持つ選手が揃う。マリク・ティルマン(レバークーゼン)はポジションにとらわれない動きで守備ブロックの隙間に顔を出し、攻撃に変化をもたらす。リベリアの英雄ジョージ・ウェアを父に持つティモシー・ウェア(マルセイユ)はスピードを活かした背後への飛び出しで、カウンターの鋭さを担保する。ポチェティーノ監督の戦術を遂行する能力の高い選手が揃っているのは強みだ。

 中盤ではウェストン・マッケニー(ユベントス)が攻守のハブとして機能。広範囲をカバーする運動量と戦術理解を併せ持ち、攻撃参加でも決定的な役割を担う。アンカーの主力であるタイラー・アダムス(ボーンマス)は守備のバランスを保ちながら的確な配球でゲームを整える。昨年末に膝の靭帯を負傷したが、すでに復帰。プレミアリーグで上位に躍進する注目クラブで、徐々に状態を戻してきている。
 
 最終ラインはクリス・リチャーズ(クリスタル・パレス)が抜群の統率力を発揮し、ピンチには身体を投げ出して相手のシュートをブロックする。サイドバックは左のアンソニー・ロビンソン(フルアム)がビルドアップのハンドルとして稼働し、右サイドのアレックス・フリーマン(ビジャレアル)はハイスケールな攻め上がりが魅力で、今大会でブレイクしそうなタレントだ。

 GK王国としても知られるアメリカで、現時点で絶対的な守護神はいない。そのなかで、MLSで安定したセービングを見せるマット・フリース(ニューヨーク・シティ)が開幕戦のゴールマウスを守ると見られる。ただし、豊富な経験を買って元アーセナルのマット・ターナー(ニューイングランド・レボリューション)が抜擢される可能性もある。
 
 開催国だけにグループステージは首位突破も期待できる。もっとも、相手は気鋭のタレント揃いのトルコ、堅実で勝負強いパラグアイ、本大会では必ずと言っていいほど健闘を見せる前回ベスト16のオーストラリアと難敵だ。大本命なき戦いをどう乗り越えるか。

文●河治良幸

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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