
TVアニメ「呪術廻戦」第3期「死滅回游 前編」(ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・TVer・Leminoほかにて配信)の第59話「仙台結界(コロニー)」をプレイバック。第3期の最終話は強者が集まる仙台結界での大激闘に。一話で描き切った構成力のすごさに脱帽し、アニメならではの術式描写、アニメオリジナルの表現も満載で、今期最注目作にふさわしいラストを飾った。 (以降、ネタバレが含まれます)
■四つ巴の中、最高に盛り上がった乙骨VS石流
第3期「死滅回游 前編」のラストは、乙骨憂太(CV.緒方恵美)が足を踏み入れた仙台結界での戦いが描かれた。
仙台結界には、倭国大乱にて単独で列島制圧を成し遂げた宿老ドルゥヴ・ラクダワラ、泳者一の呪力放出を誇る大砲・石流 龍(CV.東地宏樹)、“空”を操る術式を持つ烏鷺亨子(CV.水樹奈々)という呪術全盛の過去の時代を生きた強者3人に加え、羂索が呪霊操術のコントロールから解き放ったゴキブリの特級呪霊・黒沐死(CV.野津山幸宏)までもがいる。
東京結界とは比較にならない死地であったが、乙骨は早々にドルゥヴを撃破。次いで、黒沐死も祓う。三竦み・四つ巴になっていた均衡を、乙骨はたった一人で崩してしまった。ここまで放送時間にして約5分。黒沐死との戦いを冒頭に集約しつつ、烏鷺、石流との戦いが原作より拡大して描かれていく。その中には術式の描写をアニメならではの動的、立体的な構図で見せる場面も多くあり、解釈の解像度を跳ね上げてくれた。
特にアニオリ演出がすさまじかったのは、石流のグラニテブラストだ。呪力の放出をここまでビーム砲にて描くとは…! 連射、速射、ホーミング、チャージは原作にもあった技だが、アニメではさらに貫通力を高めた出力集中式、近接戦対応の円環式といったバリエーションも登場。グラニテブラストはただ撃つだけの技でなく、汎用性の高い技だということも示された。
VS石流はSNSでも盛り上がり、「グラニテブラストがハイメガキャノン」「板野サーカスばりにホーミングしてくる」「リーゼントからビームって最高のロマン砲」「東地さんの声と相まってカッコよすぎ」など反響のコメントが続出。
また、烏鷺の術式、ドルゥヴの術式もアニメ化で改めて注目され、「空を面で捉えるって、動きが付くと強さが分かりやすい」「ウスラビ、防御を無視してダメージってヤベエ術式じゃん」「乙骨のコピーで分かる、ドルゥヴの術式のエグさ」などの感想も多数寄せられていた。
■領域展開三重奏「原作絵でやってくれて感謝しかない」
アニメオリジナル表現が光ったエピソードだが、原作名シーンの再現もアツかった。乙骨、石流、烏鷺による3人同時の領域展開は、SNSでは「領域展開三重奏」と話題に。「原作と一緒すぎて最高」「三つ巴の領域展開、一億点!」「ドラミングからの躍動感もあってテンション爆上がり」「原作絵でやってくれて感謝しかない」など、興奮の渦中となる。
また、領域が構築される一瞬、打ち上げ花火と青い鬼火、突き立つ白いものといった生得領域らしきカットインもあり、「花火はやっぱり石流の?」「鬼火?人魂?ウロ?」「石流(花火)と烏鷺(儀式)」「石流の領域展開は漏瑚の火山出す術式みたいにリーゼント出して必中の花火かな?」「(乙骨の領域も既に原作では判明してるため)大量の刀が乙骨、花火が石流、儀式っぽいのが烏鷺かな?」といった考察も盛り上がっていた。
第3期がどこまで描かれるのかは、放送開始時からファンの気になっていたポイントだ。仙台結界の戦いは原作コミックスで言えばほぼ一巻丸まる使って描かれたエピソードになる。東京結界の戦いが第58話で終わり、あと一話で仙台結界をやれるのか?という声も上がっていたが、終わってみれば「満腹だ」としか言いようのない圧巻の内容で視聴者を飲み込んだ。
放送後、SNSには「ゆうた〜 ゆうた〜 最終回素晴らしすぎ」「完璧………………」「大満足、超楽しかった」「作画、戦闘シーン、何もかも最高でした」「AIZOのかかるタイミングがまさに神演出だった」など、充実の最終回を楽しんだ視聴者たちの声が集まっていた。
なお、2026年8月29日(土)・30日(日)には、Kアリーナ横浜にて、アニメ5周年を締めくくるフィナーレイベント「じゅじゅフェス 2026 -5th anniversary-」の開催も決定。作品の歩みを振り返るとともに、その熱量を体感できる特別な2日間となりそうだ。
◆文=鈴木康道


