キャンプは減少 グランピングは増加 アウトドアの変化

同じアウトドアでも、ここ数年で選ばれ方に変化が出てきているようです。代表的なのがキャンプとグランピングの違いです。どちらも自然の中で過ごすアクティビティですが、その動きは対照的なものになっています。
キャンプは2022年頃を境に、全体として予定数が減少傾向にあります。コロナ禍では人との距離を保ちながら楽しめるレジャーとして注目されていましたが、状況が落ち着くにつれて、その需要も徐々に落ち着いてきた様子が見えてきます。準備や片付けに手間がかかる点も、継続的に選ばれにくい要因のひとつかもしれません。

一方で、グランピングは10代を中心に増加傾向にあります。宿泊施設として整備された環境でアウトドアを楽しめるため、テント設営などの手間がなく、より気軽に自然を体験できる点が支持されているようです。さらに、おしゃれな空間や景色を楽しめることから、写真として残したくなる要素もあり、そうした視覚的な魅力も人気を後押ししていると考えられます。
こうした流れに加えて、近年の暑さの影響も無視できないポイントです。快適に過ごせる環境が整っているグランピングは、気候の変化とも相性が良く、無理をせずアウトドアを楽しみたいというニーズに応えているようにも見えます。同じ自然の中で過ごす時間でも、「どう楽しむか」に変化が出てきていることが、こうした動きから見えてきます。
GWの過ごし方は“気軽さと快適さ”へ
ゴールデンウィークといえば遠出や旅行というイメージが強いものですが、今回のデータからは少し違った流れも見えてきました。バーベキューのような定番のレジャーが引き続き人気を集める一方で、ピクニックやいちご狩りといった“近場で気軽に楽しめる過ごし方”が広がっている点は、これまでとの大きな違いといえそうです。
さらにアウトドアの中でも、キャンプからグランピングへと選ばれ方が変化している様子からは、「楽しさ」だけでなく「快適さ」や「手軽さ」といった要素がより重視されていることもうかがえます。無理をせず、自分たちのペースで過ごせることが、今のゴールデンウィークのスタイルになりつつあるのかもしれません。
予定の立て方ひとつにも、その時代の空気が表れるもの。今年のゴールデンウィークは、少し肩の力を抜いて、身近な場所でゆったり過ごしてみるのもひとつの選択肢として、自然に広がっていきそうです。
