メジャーリーグ(MLB)1年目の村上宗隆(ホワイトソックス)が止まらない。4月27日(日本時間28日)には本拠地でのエンゼルス戦に、2番・一塁で先発出場。7回の第4席目に12号逆転3ランを放ち、本塁打争いでなんとメジャー単独トップに立った。
悪天候により、試合開始時間は午後8時40分。試合の詳細は球団SNSで逐一速報されるが、この日の村上の一撃は翌日の深夜12時過ぎ。
「まだMLB1カ月目なのに、試合の遅延にもかかわらず、本塁打を放つとは…」(MLBライター)
と、その評価はうなぎのぼりだ。29試合消化時点で12本塁打は、あっぱれの一語。年間にして67本というハイペースである。
日本とは違い、試合後のコメントが重要視されるMLBにあって、
「(日本では)一応、5打席連続本塁打を打ったことがあります」
と笑いをとる余裕を見せる場面が増えてきた。
本塁打量産ポイントのひとつに「四球率」がある。MLBでは打席平均8%台だが、村上は20%近い。これはMLBトップクラスで、大谷翔平でも到達したことのない数字だ。これに加えて、30%近い三振率もあるのが村上の特徴だ。
「多分、僕の足が遅いと思われているので…」気の利いたコメントが増えてきた
「大谷は投打二刀流に加えて盗塁もある。村上は本塁打か三振か、この二択がしっかりハマッている。『多分、僕の足が遅いと思われているので、僕もちょっとは走れるぞ、と…』なんて気の利いたコメントも増えてきました」(前出・MLBライター)
過去に日本から移籍してきた「助っ人」にはいないタイプだということも、村上の評価を高めている要因だ。もちろん、ウィークポイントは消えていない。ストライクゾーンにくる150キロ以上の内角高めストレートと、アウトコースに流れる変化球への対応は苦手だ。
MLBの投手が村上の弱点を突き、本塁打より三振が目立ってきた時には、そのハードルを乗り越えなければいけない。
本塁打量産を続ければ夏のオールスター出場、このオフには2年3400万ドル(約54億円)以上を大幅に超える1億ドル(約160億円)クラスの超大型契約が待っている。
(小田龍司)

