パ・リーグ優勝候補だったはずの日本ハムが下位に低迷し、苦しい状況に置かれている。
4月28日の西武戦で4連敗を止めたのだが、ここまで12勝15敗。大誤算だったのは、ソフトバンクから出戻った有原航平だ。通算100勝まで残り2勝と迫っている有原は、5試合に登板して1勝4敗、防御率8.23と非常に厳しい数字が並ぶ。4月26日のオリックス戦で8失点と崩れると、再調整のため2軍落ちした。
新庄剛志監督は手厳しく言った。
「こういうふうに打たれてしまうと、どうしたってなってしまう。真っ直ぐのスピードがちょっと、ソフトバンク時代と違うんで。フォークの落ちも全く違う」
走り込みとミニキャンプ実施を厳命したのである。
いったい何があったのか。スポーツライターが語る。
「古巣に戻った重圧や、近年の連投による疲労蓄積が懸念されています。慎重になりすぎて、かわす投球になってしまっている。変化球や投球技術に頼りすぎる姿勢が、チームに悪影響を与えていますね。メンタルを含めた立て直しが必要です」
北海道メディアが問い始めた高額年俸に見合う責任感と姿勢
有原は2025年オフにソフトバンクとの契約が満了して、6年ぶりの古巣復帰を決断。4年総額で推定30億円規模という、球団史上最高の超ビッグ待遇で入団したのだが…。
「評論家や北海道メディアを中心に、高額年俸に見合う責任感やマウンドでの姿勢が問われ始めています。有原の復帰を主導したのは恩師である栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)であり、それが大型契約の決め手となりました。一方で新庄監督は現在の有原をシビアに評価し、温度差が出ています。1年目序盤の低迷が、有原の不良債権化リスクとして表面化していますね」(前出・スポーツライター)
有原はこのまま、超高額な置物と化してしまうのか。ベテラン投手の大不振はフロントと現場の不協和音を生み、チームを空中分解させかねない危うさを孕んでいる。
(田中実)

