アルピーヌF1のマネージングディレクター、スティーブ・ニールセンは、来季ドライバーの決定は「まだ数戦先になる」とコメントした。
ピエール・ガスリーとフランコ・コラピントのふたりを起用しているアルピーヌは、既にガスリーとは複数年契約を締結済。一方今季途中からシートを得たコラピントはチーム残留を目指してアピールを続けており、ここ数戦はガスリーを上回る予選パフォーマンスを見せている。
チームは2026年シーズンのドライバー人事において、外部のドライバーには目を向けていないとされる。コラピントが契約延長を逃した場合は、今季序盤戦を走ったジャック・ドゥーハンや、リザーブドライバーのポール・アーロンが有力な候補となってくる。
ニールセンは、最近ガスリーと互角のパフォーマンスを見せているコラピントを評価しつつも、判断にはもう少し時間が必要だと説明した。彼の好調が持続していくのかどうかを見極めるためだ。
彼はシンガポールGPを前に次のように語った。
「F2から上がってきたばかりの新人ドライバーであれば、誰にとっても難しいものだ。多くのドライバーに波があるところを見てきた」
「フランコは厳しい立ち上がりであったが、最近では落ち着きを見せていて、ここ2、3レースはピエールとも互角になっている。これは良い傾向だが、それがどこまで続くのかは分からない。続いてくれることを願っているけどね」
「そのうえで、フランコや他の候補を含めて判断を下す予定だ。ただ、その時期はまだ数戦先になるだろう」
なお、一度シートを失った立場であるドゥーハンが復帰を果たす可能性は高くないと見られる。ニールセンは「彼は依然として我々のプログラムの一員だ」と述べつつ、今後の起用については明言を避けた。
ニールセンは、エンストンを拠点とするアルピーヌがかつてベネトンやルノーと呼ばれていた時期にチームに在籍していた。マネージングディレクターとして古巣に復帰して1ヵ月。彼は「懐かしい部分もあるが、自分が知っている時よりも規模は小さくなっている」と話す一方で、エンストンのチームは実力ある素晴らしいチームだと述べた。
「非常に暖かく迎え入れてもらった。懐かしい顔ぶれもいれば、多くの新顔もいる」
「これまでもF1界には残っていたが、チームに所属するのは8年ぶりだ。だからここ8年でレーシングチームの内部で起こった変化を把握する必要がある。例えばバジェットキャップ(予算制限)のような仕組みは、私が最後にチームにいたときには存在していなかったからね」
「チームの環境は素晴らしい。才能のある人材がたくさんいる。我々が今コースに送り出しているマシンは、我々の持っているスキルや設備の質を反映できていない。そこをどうにかするのが我々の仕事だ」

