
「毎シーズン感じるのは…」アーセナルがまたしてもシーズン終盤に失速。英国人記者が見解「間違いなく選手たちに伝染している」【現地発】
お決まりの展開のように例年、シーズン終盤になるとアーセナルはプレミアリーグの優勝争いにおいて勢いを失い始める。そして今年もまた同じことが起きているのだ……。
今シーズン、アーセナルは長期間に渡って首位に立ってきた。一時はトップを独走していた時期もあったが、第31節のウォルバーハンプトン戦(2-2)や第32節のボーンマス戦(1-2)で勝ち星を逃すなど、今季もシーズン終盤にきて失速している。
また現地4月19日に行なわれた2位シティとの直接対決にも1-2で敗戦。その3日後にシティがバーンリーを1-0で下したため、総得点の差でトップの座を明け渡した。アーセナルはその後、25日のニューカッスル戦に1-0で勝利して再び暫定首位に立ったが、シティは1試合未消化であり、タイトルレースの主導権は握られている。
アーセナルはシーズン序盤、圧倒的な強さを誇った。しかし今やその面影は薄れている。プレーはぎこちなくなり、テンポも大幅に落ちている。その結果、相手チームがアーセナルに対して抱いていた「恐さ」は、今は感じられない。逆に敗れたボーンマス戦では、相手が非常に余裕のある戦いを見せており、勝つことを確信しているかのようにさえ見えた。
また今季のアーセナルはセットプレーを武器に戦ってきたが、それも対策されつつある。ここから先は、より創造性に富んだ攻撃パターンを見いだせるかがカギとなるだろう。
そしてエースのブカヨ・サカの不在も、今のチームが上手くいっていない要因の1つだ。彼の影響力は絶大で、ピッチに立てば攻撃に明確な推進力が生まれる。停滞感のある今のアーセナルにとって、そのピースが欠けている影響は小さくない。
またアーセナルの試合を取材していて毎シーズン感じるのは、ミケル・アルテタ監督がシーズン終盤に非常にナーバスになっているように見えて仕方がないということ。試合中はピッチサイドを動き回り、落ち着きがない。審判の判定のたびに異議を唱えている。このような振る舞いはプレミアリーグ優勝に対してプレッシャーを感じていることに他ならない。
この緊張感は間違いなく選手たちに伝染している。スタジアムの雰囲気にも影響を与えているだろう。
今季のプレミアは残り4試合。アーセナルにとってはプレッシャーのかかる試合が続くことになるが、彼らにとって最大の敵は彼ら自身だ。今季こそ、“いつもの結末”を覆すことができるのか。終盤戦の行方から目が離せない。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
【画像】イングランドに初勝利の日本は何位? 最新FIFAランク20傑を一挙紹介!王国がトップ5から転落、8年ぶりに首位を奪取したのは…
【画像】Jリーガーが好きな女性タレントは?長澤まさみ、ガッキー、広瀬すずらを抑えての1位は…
【記事】「可愛さの破壊力すげぇ」「セクシー」岩渕真奈が眩いビキニ姿を披露! 熊谷紗希と…
