
異世界に召喚された少年ナツキ・スバル(CV:小林裕介)が、死して時間を巻き戻す『死に戻り』の力を使い、過酷な運命に立ち向かっていく姿を描く『Re:ゼロから始める異世界生活』。その待望の4th seasonが幕を開けた(毎週水曜夜11:00-11:30ほか、TOKYO MX・AT-Xほかで放送/ABEMA・dアニメストア・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)。第69話では、アウグリア砂丘の地下へと落下した一行を襲う精神汚染の恐怖と、絶体絶命の窮地を描いた「監視塔の番人」が放送された。(以下、ネタバレを含みます)
■瘴気による精神汚染と凄惨な凶行劇
空間のねじれによって地下空間へと落下したスバルたち。分断された一行だが、スバルはラム(CV:村川梨衣)、アナスタシアの体を借りる襟ドナ(CV:植田佳奈)、地竜のパトラッシュと合流し、暗い地下道を進んでいく。しかし、漂う瘴気によって全員の精神が少しずつ汚染されていく。些細な口論から激高したスバルはラムに『見えざる手』を放ち、「お前が、悪い。お前が、お前が、お前が!」と自らの手でラムの首を絞め上げる。襟ドナがラムにナイフを突き刺し、憔悴しながらもラムは襟ドナの体を魔法で両断。こぼれ落ちる腸、そして最終的にはパトラッシュがラムの頭部、そしてスバルまでも食いちぎるという、あまりにも凄惨な殺し合いへと発展してしまう。
なんの情報もないまま静かに凶気に染まっていく様子は、まさにサスペンスホラー。1st seasonの惨劇を彷彿とさせる展開に、画面の前で息をのんだファンは多かっただろう。SNS上でも「スバルがラムの首締めだしたとき何事かと思った…怖すぎ」「瘴気で仲間内殺し合いまで発展…リゼロらしいエグさ」「こぼれ落ちる腸はあまりにグロすぎる…白黒風演出がむしろ効いてる」と、容赦のないホラー展開とグロテスクな描写に戦慄する声が殺到した。

■死に戻り後の選択と、ラムの不器用な優しさ
『死に戻り』を果たしたスバルは、惨劇の原因を瘴気ではないかと推測し、ラムたちに丁寧に声をかけ、精神汚染の影響を確かめながら地下を進行。分かれ道で前回とは違う左の道を選択するが、砂の崩落に巻き込まれた先で、ケンタウロスのような異形の魔獣と遭遇。助けに入ったラムとパトラッシュとともに応戦するが、圧倒的な力の前になすすべもない。ダメージを負い立ち上がれないスバルを庇うようにラムが盾となり、その理由を問われたラムは「レムが、泣くもの」と、身を挺して彼を守ろうとする。
普段は毒舌で冷たく当たるラムだが、土壇場で見せる優しさと、記憶がないにもかかわらず妹のレムを思う姿には胸を打たれる。前回のループで凄惨な殺し合いを見せられたからこそ、この極限状態での助け合いはより一層輝いて見える。ファンからも「ラムの『バルスを囮にするわ』が冷たく見えてちゃんと優しさあり…本当に胸に響きます」「ホラーだけどラムが庇うところがいい」と、不器用な優しさに感動するコメントが多く寄せられた。
■絶体絶命の窮地を救う謎の美女・シャウラ
ケンタウロスの攻撃により、敗れるのかと思われたその瞬間、無数の白光がケンタウロスを射抜く。跡形もなく消し飛んだ後に現れたのは、謎の女性・シャウラ(CV:ファイルーズあい)だった。倒れているスバルに対して、薄くほほ笑みながら「――見つけた」と告げる彼女の登場で幕を閉じる。
絶望的な状況をあっさりと覆す圧倒的な力と、謎に包まれたシャウラの正体に、視聴者の興奮も最高潮に達した。ネット上では「ラストで登場した女性誰? この人いなかったらラムとスバルヤバかったね」「一体スバルとどういう関係?」「シャウラ本人がいきなり登場…次回どうなる?」と、今後の展開への期待と考察が飛び交っていた。ついに姿を現した“監視塔の番人”シャウラ。彼女の目的は何なのか、次回のレビューもお楽しみに!
◆文/岡本大介


