現地時間4月28日(日本時間29日、日付は以下同)、ヒューストン・ロケッツは翌29日に敵地クリプトドットコム・アリーナで行なわれるロサンゼルス・レイカーズとのプレーオフ・ファーストラウンド第5戦へ向けてチーム練習をこなした。
左足首捻挫と骨挫傷のため、過去2試合連続で欠場中のケビン・デュラントは練習へ参加できず、第5戦も欠場が決定。そのため、ロケッツは引き続き今季チームトップの平均26.0点に5.5リバウンド、4.8アシストを残したスター不在で戦うこととなる。
26日にホームのトヨタ・センターで臨んだ第4戦を115-96で制したロケッツは、4連敗のスウィープ敗退を回避し、1勝3敗でシリーズを引き延ばした。
第4戦では、アメン・トンプソンがゲームハイの23得点に4リバウンド、7アシスト、タリ・イーソンが20得点、8リバウンド、5スティール、アルペレン・シェングンが19得点、6リバウンド、リード・シェパードが17得点、3アシスト、3スティール、ジャバリ・スミスJr.が16得点、8リバウンド、3アシスト、3スティールと、スターター全員が15得点以上を奪うバランスアタックを見せた。
デュラントを欠くロケッツに対し、レイカーズは得点源の一角オースティン・リーブスが腹斜筋の負傷から約1か月ぶりに復帰する見込みで、後がないロケッツが形勢不利な状況にいることは変わりない。
それでも、ロケッツを引っ張るシェングンは、28日の練習後に「チームの雰囲気は良いよ。1勝できたからね。でも見てのとおり、僕らは満足なんてしていない。LAに戻って再び戦っていく。勝つか負けるかのどっちかだけど、僕らが勝ってみせる。全力で戦って、その後ホームに戻れるといいね」と口にし、こうも話していた。
「自分たちにはずっと自信はあったけど、とにかくシュートが決まらなかったんだ。でも、前の試合ではペースを上げて、相手にターンオーバーをたくさんさせた。このチームのみんなが最高のプレーをしたし、まだ勝利に飢えていると思う。僕らがアウェーでもう1勝して、ホームに戻って相手を少し焦らせたいね」
第4戦で、ロケッツはレイカーズから24本のターンオーバーを誘発し、そこから30得点を奪ってみせた。フィールドゴール成功率こそ41.6%で出場チーム中14位、3ポイント成功率31.3%も同13位と下位ながら、身体能力と長さを駆使して16チーム中最多の平均16.8本ものオフェンシブ・リバウンドをもぎ取っている。
さらに相手チームのターンオーバーから平均21.5点、セカンドチャンスから奪った同20.5点はいずれも出場チーム中トップ。ファーストブレイクの平均17.3点でもプレーオフ出場チームで最多と、ロケッツは強みが明確だ。
第5戦でもフィジカルな競り合いは容易に想像でき、レイカーズがアグレッシブにぶつかってくることになりそうだが、シェングンは“若さ”をストロングポイントに挙げていた。
「僕らは準備できている。望むところさ。相手が激しくぶつかってくるのはわかっている。でも、僕たちも同じようにぶつかっていく。それに、僕らは若いし、回復も早い。おそらく彼らよりも早く回復するさ。だから、お互いにぶつかり合ってみて、最後にどうなるか見てみようじゃないか」
ロケッツはデュラントと先発陣を除くと、得点アベレージは平均4.8点のジョシュ・オコーギーが最多。プレーオフはスターターのプレータイムが長くなるとはいえ、ベンチ陣のスコアリング、爆発力が欲しいところだ。
第5戦でロケッツはレイカーズ相手に勝利し、ホーム開催の第6戦へ持ち込むことができるのか。1勝して自信を増した若手軍団の戦いぶりに注目したい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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