
モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回の「コレ買いです」は、ナンガ(NANGA)から登場した、ブランド初となる化繊わたのスリーピングバッグ(寝袋)「ZZZ BAG 10」をピックアップします!ナンガらしい考え尽くされた構造設計と十分な快適性を備えながら、なんと1万円強という驚きのプライスを実現。アウトドア好き、そしてキャンプ初心者に魅力的な選択肢を与えてくれる神アイテムをご紹介します!
ナンガのスリーピングバッグが驚きの1万円台で登場!
十数年前のアウトドアブームから一丁噛みして、友人や家族とBBQやキャンプを楽しみ始めた私。モノ雑誌編集長という立場もありますが、こういうのってアウトドアフィールドにしかない空気感やアクティビティを味わうのみならず、特定のシーンでのみ実力を発揮するギアを活用したり揃えたりも大きな楽しみですよね。
そんな“憧れのアウトドアギア”の象徴といえるのがスリーピングバッグでしょう。特にミイラのように全身を包まれるマミー型で夜を明かすなんて、想像するだけでワクワクするもの。欲望に突き動かされるまま、その道の第一人者であるナンガの「オーロラテックスライト」を購入しまして、屋外のみならず車中泊でも活用。寒い季節には自宅の掛け布団として使うほど偏愛しています。
ただそのスリーピングバッグ、860FPのダウンが封入され氷点下でも使用できるモデルで、ここまで使い倒すにはオーバースペックすぎると気が引けるところもあり、もっと気楽に使えたらなと思っていました。

ナンガ
ZZZ BAG 10
¥12,650
そんなときに発見したのが、この春に発売されたばかりのナンガ「ZZZ BAG 10」です。
初心者のための“はじめての一枚”という大正解の提案
その価格、なんと¥12,650というから驚きました! ダウンではなく、化繊わたを使うことでここまで良心的なプライスを設定できたよう。ナンガのダウンスリーピングバッグといえばプロフェッショナルからも愛される一級品揃いで、もっとも軽量なモデルでも5万円弱、最高グレードだと20万円近くします。
これまでダウン寝袋を中心に展開してきたNANGAが、化繊わたを採用したモデルとして提案するのが、“はじめて”のための一枚です。
アウトドアをこれから始める人が、迷わず最初の一歩を踏み出せる“入口”をつくること。そして続けていく中で自分のスタイルに合わせて次の一枚を選べるように。ナンガは寝袋を、アウトドアライフの変化に寄り添いながら選び直していける道具として提案しています。(公式WEBサイトより)
という、今作が生まれるに至ったナンガの主張は、本当に大正解だとうなずくばかり。価格の点から“スリーピングバッグで一夜を過ごす”体験に二の足を踏んでいた人にとって、ものすごくうれしいニュースだと思います。
独自開発の化繊わた「NATURALOFT®」のフカフカ感に驚愕!
「安いからには、安いなりの出来なのだろう」と思われる人もいるかもしれません。しかし断言させてください。「ものすごく快適です!」と。
既存シリーズとの決定的な違いは、ダウンではなく化繊わたを使った点です。独自に開発したという「NATURALOFT®」が採用され、必要十分な保温力を確保しながら、軽量で扱いやすい設計に仕上げているといいます。
これがしっかり温かい。実際に使ってみると、予想以上にフカフカでした。温かさに包まれるまでの時間はダウンに分がありますが、そのほかで大きな差は感じず、心地よい眠気に誘われました。
定番ダウンモデル「オーロラテックスライト」とスペックを比較
もちろん、スペック的にダウンと同等というわけではありません。「オーロラテックスライト」でもっとも軽くお手頃なモデルと比較してみましょう。
「ZZZ BAG 10」(¥12,650)
- 中綿/化繊わた「NATURALOFT®」
- 快適使用温度/10°、使用可能温度/5°
- 総重量/約750g
- 収納サイズ/直径19×30cm
「オーロラテックスライト 350DX DX(760)」(¥47,300)
- ダウン/DX:スペイン産ダックダウン90-10%(760FP)
- 快適使用温度/5°、下限使用温度/0°、極限使用温度/-16°
- 総重量/約730g
- 収納サイズ/直径14×27cm
使用感もやはりダウンと化繊わたで異なりますが、「これでまったく問題なし」と感じる人も多いのではないかと思います。
ちなみに「ZZZ BAG」は中綿量に応じて全3タイプが展開しており、今回取り上げた快適使用温度が10°の「ZZZ BAG 10」のほか、次の2タイプもあります。
- 「ZZZ BAG 0」(¥16,500)……快適使用温度/0°
- 「ZZZ BAG 5」(¥14,850)……快適使用温度/5°
湿気に強く、お手入れが簡単という化繊ならではのメリット
また、化繊わたはダウンとは違って湿気に強く、扱いに過度に気を遣う必要がないというのも大きな利点。ガッツリ使い倒したいけど、細かなケアは面倒に感じてしまうという私にはとてもありがたい特徴です。梅雨の季節にもよさそうですね。
表生地には20Dリップストップナイロンを採用。表面に縫い目を出さないミニマムな仕様も好印象で、よりいっそう日常からでも使いたい気持ちにさせます。
