東京ドームで行われる世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチが目前に迫っている。王者・井上尚弥と挑戦者・中谷潤人との世紀の大一番(5月2日)を控え、元WBA世界ライトフライ級王者の渡嘉敷勝男氏が着目したのは、中谷のトレーナーだった。
中谷がアメリカに練習の拠点を移した15歳から指導するのは、ルディ・エルナンデス氏。実はルディ氏は、中谷が井上より優れている点は何かと聞かれてしばらく考えたあと、こう答えたのである。
「ナッシング(何もない)」
渡嘉敷氏は自身のYouTubeチャンネル〈「渡嘉敷勝男公式」トカちゃんねる〉(4月29日の動画)で、この言葉を次のように読んだ。
「スピード、パワー、テクニック、カンの良さ、全てにおいて井上チャンピオンが上だと認めてるわけですよね。それなのに勝とうという考えを持ってるということは、何か作戦があるのか、逆手にとって戦おうということなのか。逆に怖いですよね」
「20人の世界王者を育てた」名トレーナーの自信
そしてルディ氏は、こうも口にしている。井上を育てたトレーナーの父・真吾氏をリスペクトしているが、兄弟の2人しか世界王者にしていない。自身は20人の世界王者を育てたのだと。
これに対する渡嘉敷氏の見解はというと、
「(井上、中谷の)実力だけでいうと、どうなるかわからない。(井上)チャンピオンの実績で、7:3で(井上が)勝ってる。でもルディは『2人の世界チャンピオンを作ったお父さんより、俺は10人作ってる』と。その2人がセコンドについてるということは今、五分五分にきてるんじゃないかっていう評価もあるわけですよ」
それでも王者・井上の、10ラウンド以内のTKO勝利を予想した渡嘉敷氏。ラウンド間の両トレーナーの動向が気になってきた。
(所ひで/ユーチューブライター)

