
【問題】
料理のレシピでよく目にするあの動作、実はこの漢字一字で書けるんです。送り仮名付きのこの読み、あなたは正解できますか?
★ ヒント
粉や調味料などを食材の表面にまんべんなくつける動作を表します。「塗る(ぬる)」と同じ漢字ですが、読み方がまったく異なります。「ま○す」と読みます。
【解説】

「塗す」は「まぶす」と読み、粉状のものや液体を表面全体にまんべんなくつけることを意味します。「片栗粉をまぶす」「きな粉をまぶす」など、料理の場面で頻繁に使われる言葉です。「塗」という漢字は「ぬる」という読みが圧倒的に有名ですが、「まぶす」という訓読みも持っています。「塗る」が一方向に伸ばすようにつけるのに対し、「塗す」は全体にまとわせるニュアンスがあります。語源としては「まぶる(塗る・まとわせる)」という古語に由来し、室町時代から使われていた表現です。現代のレシピ本では「まぶす」とひらがなで書かれることがほとんどですが、漢字表記を知ると料理の文章にも奥行きが出ます。同じ漢字で読みが変わるだけで意味も微妙に変わる、日本語の面白さを感じられる一字です。
「塗る」は誰でも読めるのに「塗す」になると途端に難しくなりますよね。次回も身近に潜む意外な難読漢字をお届けします!



