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【北中米W杯出場国紹介|第44回:アルゼンチン】豊富なタレント、巧みな試合運び、勝負強さ。懸念はベテランへの依存度が高い最終ライン

【北中米W杯出場国紹介|第44回:アルゼンチン】豊富なタレント、巧みな試合運び、勝負強さ。懸念はベテランへの依存度が高い最終ライン


 前回のカタール・ワールドカップで優勝を飾ったアルゼンチン代表は、今回の北中米大会においても引き続き優勝候補の一角として注目を集める存在だ。

 指揮官はリオネル・スカローニ監督が続投。チームの骨格と成功体験を維持したまま、新たなサイクルへと移行している点は大きな強みと言える。

 リオネル・メッシは頼れるキャプテンであり、決定的な違いを生み出すエースとして君臨している。ただし、現在のアルゼンチンはメッシの個に依存したチームではない。

 前回大会で若手だったフリアン・アルバレス(A・マドリー)、アレクシス・マカリステル(リバプール)やエンソ・フェルナンデス(チェルシー)はクラブレベルで経験を積み、代表でも中心的役割を担うまでに成長した。

 さらに同じ左利きのメッシを継承する存在として期待される18歳のフランコ・マスタントゥオーノ(R・マドリード)、同代表のレジェンドであるディエゴ・シメオネを父に持つジュリアーノ・シメオネ(A・マドリー)、リーグ・アンでの成長著しいバレンティン・バルコ(ストラスブール)などが成長し、新たなエネルギーを加えている。

 チームとしての完成度も高い。2024年のコパ・アメリカを制し、さらに南米予選も圧倒的な勝率で首位突破。総合力と安定感の両面で、ライバルのブラジル代表を上回るパフォーマンスを見せてきた。

 攻撃陣と中盤のタレントの厚み、試合運びの巧みさ、そして勝負どころでの勝ち切る力は、前回王者にふさわしいものだ。

 もっとも、ワールドカップ連覇の難しさは歴史が証明しており、対戦相手からの研究やプレッシャーも格段に増す。懸念されるのは最終ラインだ。ニコラス・オタメンディ(ベンフィカ)、ニコラス・タグリアフィコ(リヨン)といったベテランへの依存度が高く、北中米特有の暑さや過密日程を考慮すればリスクは小さくない。

 守備の要と目されていたクリスティアン・ロメロ(トッテナム)が4月に膝を負傷し、本大会出場に黄色信号が灯っている点も不安材料だ。
 
 守備面の不安が、前回王者でありながら大手ブックメーカーの優勝オッズがスペインやフランス、イングランドを大きく下回っている理由だろう。

 プレミアリーグで活躍が目立つマルコス・セネシ(ボーンマス)は救世主になりうる存在。さらに196センチのトマス・パラシオス(エストゥディアンテス)あたりの台頭が期待される。 

 守護神のエミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ)は健在であり、アルゼンチンが勝ち上がるには彼のビッグセーブ、そしてPK戦の勝負強さは不可欠だ。 

 カタール大会では、いきなりサウジアラビアとの初戦で不覚を取り、そこから逆境を跳ね返しての優勝だったが、同じ轍は踏まないはず。

 今回のグループステージでは、タレント力の高いアフリカのアルジェリアが初戦の相手で、オーストリア、ヨルダンとクセの強い相手が続き、やはり油断は許されない。

 それらの試合を一つひとつ乗り越えて、決勝トーナメントでの躍進に繋げていけるか。前回も厳しい戦いに勝ちながらチームが経験値を増し、成長していった感がある。

 世界のメディアやサッカーファンなど、周囲からはディフェンディングチャンピオンとして見られるはずだが、あくまでチャレンジャーとして頂点を目ざしていけるかが、連覇の鍵だろう。

文●河治良幸

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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