
【問題】
漢字のインパクトは抜群で、見た瞬間に「何これ?」と思わずにはいられない一字です。しかし読み方を知れば、誰もが知っている日本語だと気づくはずです。
★ ヒント
大勢の人や物がぎゅうぎゅうに密集している様子を表す言葉です。「観客が○○○く会場」のように使います。牛が3頭もいたら、さぞかし窮屈でしょう。
【解説】

「犇めく」は「ひしめく」と読みます。「犇」は牛が3つ集まった漢字で、多くの牛が一斉に走り出す様子を表しています。そこから転じて、大勢がひとところにひしめき合う、密集するという意味で使われるようになりました。同じ漢字を3つ重ねる「品字様」と呼ばれる構造の漢字は他にも「森」「轟」「晶」などがありますが、「犇」は日常であまり目にしないため難読度が高いです。読み方自体は「ひしめく」と誰もが知っている言葉なので、漢字とのギャップに驚く方が多いでしょう。ちなみに訓読みでは「ひしめく」のほか「はしる」とも読むことがあります。牛が密集して走るダイナミックな光景が目に浮かぶ、面白い成り立ちの漢字です。
漢字の構造から意味を想像すると、覚えやすくなりますよね。次回も思わず誰かに教えたくなる難読漢字をご用意しますので、お楽しみに!



