男子テニス元世界ランキング3位のマリン・チリッチ(クロアチア/37歳/現51位)が、5月1日に自身の公式SNSを通じて今季限りでの現役引退を表明した同世代のライバル錦織圭(36歳/元4位/現464位)に対する労いの言葉を送った。
度重なるケガとの闘いが続いていた中、通算451勝231敗、ツアー12タイトルを誇る輝かしいキャリアに別れを告げる決断を下した錦織は、Xとインスタグラムで既報の通り次のように綴っている。
「このたび、今シーズンを持って現役を引退する決断をいたしました。小さい頃からテニスに夢中になり、『世界で戦いたい』という思いだけを胸に走り続けてきました。その中でトップの舞台に立ち、トップ10という地位まで辿り着けたことは、自分にとって大きな誇りです」
「度重なるケガとの戦いの中で、思うようにプレーできないもどかしさや、不安に押しつぶされそうになったこともありました。それでも『テニスが好きだ』『もっと強くなれる』という思いが、何度でも自分をコートに戻してくれました。正直に言えば、今でもコートに立ち続けたい気持ちはありますが、これまでの全てを振り返ったとき、『やり切った』と胸を張って言える自分がいます。テニスという競技に出会えたこと、この道を歩んでこられたことを、心から幸せに思います。残りの試合も、一瞬一瞬を大切に、最後まで戦い抜きます」
この投稿にチリッチはこう反応した。「あなたはキャリアの中で数え切れないほどの素晴らしい功績を残してきました。それを誇りに、ケイには残りのシーズンを楽しんでほしい!今後のあなたの幸運を願っています!」
ジュニア時代から切磋琢磨してきた1歳違いの両者はこれまでにツアーで16度対戦し、錦織の10勝6敗。2014年には四大大会の一つである全米オープンの決勝でも顔を合わせ、この時はチリッチが6-3、6-3、6-3のストレート勝ちを収めてグランドスラム初制覇を成し遂げた。2人の最後の対決は24年の「木下グループジャパンオープン」(ATP500)の1回戦で、錦織が6-4、3-6、6-3で勝利している。
文●中村光佑
【画像】チリッチが引退表明の錦織にエールと敬意のメッセージ
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