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ペルージャがリーグPO決勝初戦ストレート快勝 主将「自分たちのすべきことに集中するよう心掛けた」石川祐希は出場せず

ペルージャがリーグPO決勝初戦ストレート快勝 主将「自分たちのすべきことに集中するよう心掛けた」石川祐希は出場せず

バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガは2025-26シーズンの最終決戦へ突入した。現地4月30日にプレーオフ決勝の初戦が行なわれ、男子日本代表の石川祐希が所属するレギュラーシーズン1位シル スーザ スカイ・ペルージャは同6位クチーナ ルーベ・チヴィタノーヴァとホームで対戦。セットカウント3-0(25-21、25-17、25-22)の快勝で2季ぶりのリーグ制覇へ向けて白星スタートした。

 ペルージャは準々決勝でレギュラーシーズン8位モンツァを、準決勝で同5位ピアチェンツァをそれぞれ3連勝で下して、14シーズン目のトップリーグで8回目となる決勝の舞台に立ち、3回目のスクデット(リーグ優勝)獲得を目指す。それと同時に、スーペルコッパと世界クラブ選手権に続く今季3冠目を狙う。

 先発は司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、OPが準決勝の総合MVPを受賞した元チュニジア代表ワシム・ベンタラ、MBにイタリア代表ロベルト・ルッソと元アルゼンチン代表セバスティアン・ソレ、OHはポーランド代表カミル・セメニウクとウクライナ代表オレフ・プロトニツキの安定した攻守が光る2人、Lが元イタリア代表マッシモ・コラチ。負傷離脱から練習復帰を経て調子を上げている石川だが、残念ながら初戦は終了までコートサイドで見守る形となった。〈S:セッター、OH:アウトサイドヒッター、OP:オポジット、MB:ミドルブロッカー、L:リベロ)
  その相手は昨季の準決勝で2戦先勝していたペルージャを逆転で下し、決勝へ進み準優勝を果たしたチヴィタノーヴァ。優勝7回を誇る古豪は、レギュラーシーズンを6位で終えたが準々決勝で同3位トレンティーノを倒し、準決勝ではコッパイタリアを制した同2位ヴェローナを退けて2季連続の決勝進出を果たした。欧州最上位の大会『CEVチャンピオンズリーグ』では、ペルージャがファイナル4へ駒を進めた一方、チヴィタノーヴァは準々決勝で敗退と明暗が分かれたが、間違いなく実力者を擁する強豪だ。

 その最大の武器は流れを一変させるサーブ力。なかでもOHのブルガリア代表アレクサンダル・ニコロフは今季出場30試合のうち27試合でエースをマークし、2本以上も20試合に上る。プレーオフ準決勝の第4戦では今季3度目となる6本を叩き込んでいる。チームとしてシーズンを通し、試合平均8本を記録するブロックもペルージャが警戒したい要素だ。

 先発はイタリア代表からOHマッティア・ボットロ、MBジョバンニ・マリア・ガルジューロとLファビオ・バラソの3選手と同国出身のSマッティア・ボニンファンテ、OH2枚はニコロフとカナダ代表エリック・レプキー、MBのもう1枚に元セルビア代表マルコ・ポドラシュチャニンを据えて布陣を組んだ。 リーグのマッシモ・リーギ会長や男子イタリア代表を率いるフェルディナンド・デ ジョルジ監督らが観戦に訪れ、幕を開けた初戦。第1セットはペルージャが堅実なサイドアウトから細かくブレークを重ね、リード3点で序盤を終える。中盤と終盤にチヴィタノーヴァが武器のサーブとブロックで2度にわたり1点差へと巻き返すが、ジャンネッリのサーブに崩されたレセプションが誤打を招いた後にサーブミスが続いて後退。ペルージャがベンタラのブロックでセットポイントをものにして試合を先行した。

 第2セットを2連続ブロックでスタートしたペルージャは、プロトニツキの強烈なエースを含むブレーク7本で序盤の内に大きくリードを奪う。中盤、相手にエースを決められた後にリバウンドを狙ったセメニウクの打球が繋がらず連続失点するなどして点差を詰められるも、ジャンネッリが絶妙なトス回しで攻撃を操り、サーブでもブレーク3本に貢献。チヴィタノーヴァの反撃の芽を摘み、リードを広げたペルージャがセットを連取した。

 第3セットもペルージャが開始から間もなく前へ出る。ビハインドからのスタートで2セットを落とし後がないチヴィタノーヴァは、OHレプキーをベンチへ下げてOPの元アルゼンチン代表パブロ・コウカルトセフを起用。中盤はペルージャにブレークを与えず、Sボニンファンテのエースで1点差へ追い上げる。しかし、手堅くサイドアウトを繰り返して接戦をしのいだペルージャが、ジャンネッリのブロックで後半に入りブレークに成功。相手のダブルコンタクトとタッチネットで2点を加えて19-15とする。終盤は両者とも4選手にサーブミスが続き、ペルージャが主導権を握ったまま2度目のマッチポイント。そこでもチヴィタノーヴァのサーブがネットにかかり、ペルージャが快勝で白星発進した。
  勝敗を分けた要因の一つはサーブだろう。ペルージャがコート内に4割以上を納めたのに対し、チヴィタノーヴァは3割に届かず。その影響が否めないブレーク数でもペルージャが25回、チヴィタノーヴァは12回と差が生まれた。

 秀逸なトスワークで試合をコントロールし、MVPに輝いた主将ジャンネッリが取材に応じて初戦を振り返り、次戦への意欲を述べた。

「準決勝の後、2週間以上も試合がなかったのでこの初戦は難しさがあった。その中で、ベストな練習をして自分たちのすべきことに集中するよう心掛けたんだ。未来のことは誰にも分からないだろ? だから、今日の試合がどんな結果になるか予測することはできなかったけれど、良いパフォーマンスができて嬉しく思っているよ」

「次戦も何が起きるかは分からない。チヴィタノーヴァは間違いなくたくさんの優れたプレーで素晴らしいバレーボールをしてくるはず。僕らはしっかりと準備する努力をしてスポーツマンシップに則った最高の集中力、競争心、粘り強さ、そして献身の精神を発揮して戦うつもりだ」

 第2戦は日本時間5月4日にチヴィタノーヴァのホームで開催。ペルージャは優勝に王手をかけるべく、中2日で敵地へ乗り込む。

取材・文●佳子S.バディアーリ

配信元: THE DIGEST

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