
この画像はハッブル宇宙望遠鏡がとらえたもので、渦巻銀河NGC 3137が映っています。NGC 3137はポンプ座の方向、地球から約5300万光年の距離にあります。
NGC 3137には、明るく青い星の高密度の星団や、赤く輝くガス雲が点在しています。NGC 3137の銀河中心には、太陽の6000万倍とみられる質量を持つ超大質量ブラックホールが存在しています。ブラックホールを宿す銀河中心部のまわりには、暗い塵のネットワークが取り巻いているのが映っています。
画像には天の川銀河の星がいくつか映り込んでおり、またNGC 3137よりも遠方にある銀河もあちらこちらに見えています。
局所銀河群に似た銀河群に属している
私たちが住む天の川銀河は、「局所銀河群」と呼ばれる銀河の集団に属しています。画像に映るNGC 3137は、局所銀河群と似た銀河群(NGC 3175銀河群)に属していると考えられています。
局所銀河群には、天の川銀河とアンドロメダ銀河(M31)という2つの大きな渦巻銀河が存在しています。NGC 3175銀河群も、NGC 3137とNGC 3175という2つの大きな渦巻銀河が存在します。またどちらの銀河群にも多くの矮小銀河が見つかっています。NGC 3175銀河群に小さな伴銀河がいくつ存在するのかはわかっていませんが、これまでに500個以上の矮小銀河の候補が発見されています。
画像はハッブル望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)で撮影されたもので、「今月の1枚(Picture of the Month)」として2026年4月30日に公開されました。
(参考)
ハッブル望遠鏡がとらえたポンプ座の渦巻銀河NGC 3175
ハッブル宇宙望遠鏡今月の1枚
ハッブル宇宙望遠鏡今週の1枚
Image Credit: ESA/Hubble & NASA, D. Thilker and the PHANGS-HST Team
(参照)ESA/Hubble

