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佐々木麟太郎「ソフトバンク7月入団」密約(3)ポスティングNGの抜け道

佐々木麟太郎「ソフトバンク7月入団」密約(3)ポスティングNGの抜け道

 仮に佐々木がソフトバンクに入団したとして、欲しいのは「メジャー挑戦容認」の約束手形であろう。

 同球団からは、先の城島CBOや川﨑宗則、和田毅、千賀滉大が海外FA権を行使してMLBへ移籍している。とはいえ、基本的に早期渡米が可能なポスティング移籍は認めていないのである。

「それでも井口資仁が自由契約を経てホワイトソックスへと渡った、“超法規的措置”もありました。球団がここまで骨を折って獲得を目指す麟太郎は、その例外にあたる選手でしょう。そもそも麟太郎が憧れる大谷、菊池も、球団が違うとはいえ、日本で実績を作ってから、堂々とメジャーに挑戦しましたからね」(球界関係者)

 その花巻東の先輩たちとは旧知の間柄。実は現在、米国でも大谷や菊池と食事を重ね、助言を受けているというのである。

 NPBを経て今がある、大谷も菊池も佐々木監督が掲げた「岩手から世界へ」の現実解を身をもって知っているのである。

「兄貴分の2人が『まずNPBだ』と言えば、佐々木は相当揺れる。いや、揺れるというより腹をくくるでしょう。何より偉大な先輩2人は結果を出していますから。球界では『ある意味で大谷と菊池にも助けられる形で、外堀はソフトバンクに埋められている』という結論だ」(極東担当スカウト)

 余談だが、昨秋ドラフトでDeNAと競合したことも蒸し返されている。

「セ・パ両球団の大半はホークスと佐々木家の接近ぶりを察知し、深追いしませんでした。DeNAだけが真正面からぶつかり、結果的に抽選で敗れた。これはイチかバチかの賭けに出たというより、DeNAのフロントはホークスと佐々木家の蜜月ぶりを本当に知らなかったという見方がもっぱらです」(セ球団関係者)

 そのドラフトを巡る制度面も佐々木には追い風だった。23年に規約が改定され、海外の学校に在学中の日本人選手をドラフト指名した場合、交渉期限を「翌年3月末まで」から「翌年7月末まで」に延長していたのだ。佐々木とソフトバンクの交渉期限は26年7月31日。大学シーズン終了後の6月下旬に交渉が解禁され、MLBドラフトが7月11〜13日に行われる。つまり、MLBの結果を見極めたうえで、月末ぎりぎりにホークス入団を決断するシナリオがきっちり成立するのだ。

「『密約』という言葉が乱暴ならば『既定路線』と言えばいい。昨年10月のドラフトはスタートじゃない。要は単なる確認作業。佐々木はアメリカで名を上げ、ホークスは日本で席を確保する。他球団から見れば地団駄を踏むほど悔しい話だが、これはソフトバンクという巨大企業がバックにいるからこそなせる“裏技”ということ」(セ球団関係者)

 およそ3カ月後、ぎりぎりまで悩む素振りを見せた佐々木が福岡入りを決断した時が球界の“答え合わせ”ということのようだ。

配信元: アサ芸プラス

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