
サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」の第6回が4月30日に配信され、新たな試練となる“ポジション評価”が開幕。第1回順位発表式を終え、50人に絞られた練習生たち。だが番組冒頭では、「現在の順位はリセットされる」と告げられ、次の順位発表で生き残れるのは35人という過酷な現実が突きつけられる。練習生たちは一様に緊張感をにじませ、「ここでかまさないと」と気を引き締めた。(以下、ネタバレを含みます)
■ポジションの枠を超えた“オールラウンダー”を目指す
「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」は、国籍や出身地を問わず(一部地域を除く)全世界から集結した参加者が競い合う、シリーズ初のグローバルオーディション。練習生がダンスや歌唱などのさまざまなミッションに挑戦。100%視聴者の投票によってデビューメンバーが決まる。
番組の規模が日本国内から世界へと拡大され、シリーズ初の「全世界配信」および「全世界投票」を実施。国民プロデューサー、SEKAIプロデューサーら世界中の視聴者が見守る中で、新たなグローバルボーイズグループの誕生を目指す。
今回の課題は「ポジション評価」。これまでメインボーカルやメインダンサー、メインラッパーといった得意分野を自ら選んできたこの評価だが、今回は楽曲のアレンジや構成も含めてセルフプロデュースする“OPEN ROUND”形式で行われると発表された。ポジションの枠を超えたオールラウンダーが求められる中、全9チームが異なる楽曲で競い合うこととなる。
現在順位が上位の2人とグループバトルで各曲1位になった練習生たちがリーダーとなり、楽曲とメンバーを選択するチーム分けでは、まさかの“パネル選択方式”が採用。リーダーが練習生の名前ではなく、得意分野などが書かれたパネルだけを見てメンバーを選ぶ形式に、会場はどよめきに包まれた。
第1回順位発表式で1位だった加藤大樹(K.DAIKI)は「自分でメンバーを選びたかった」と戸惑いを見せつつも、パネルに貼られた情報を基に選出していく。結果的に実力者がそろう“アベンジャーズ級”のチーム構成となり、「5人全員でデビュー圏内に入る」と強気に宣言した。
また、最後までパネルが残ってしまった47位のジュアン・ジェイ(JAY)は、照井康祐(KOSUKE)のチームに自動的に加わることに。だが、「ずっと選ばれずに残っていて恥ずかしかった」と涙を流す姿も。
なお、今回はベネフィットも大幅に強化された。個人投票に加え、チーム内1位には1万票、さらに全チームのパフォーマンス終了後には“最も印象的だったチーム”への投票が行われ、勝利チーム全員に5万票が付与されるという。
■INI“先輩”の楽曲で見事なパフォーマンス披露
トップバッターを務めたのは、ラップ&ダンスの複合パフォーマンス。杉山竜司(RYUJI)率いるチームが、INIの「DOMINANCE」に挑戦する。
ラップ未経験ながらも“かわいい”から脱却したいと燃える山下柊(Y.SHU)だったが、ラップトレーナーの安達祐人から「早口がラップじゃない」と指摘を受け苦戦。その後、サプライズで登場したINIメンバーからの助言により、「今の自分を言葉にする」ことの大切さに気付き、自らのリリックで成長を見せた。
一方、メインラッパーを務める大林悠成(O.YUSEI)は、自信を失いポジション交代を申し出る場面もあったが、杉山から「センターとして自信を持ってほしい」と背中を押される。葛藤を乗り越えたステージに、トレーナー陣も「観客が入ることで一気に化けた」と評価。投票では1位に大林、2位に山下という結果となり、SNSでも「物語ごと刺さった」「ラップで泣くと思わなかった」と称賛が集まった。
続いてSEVENTEENの「Super」に挑戦したのは照井がリーダーを務めるチーム。ダンス歴12年と、チーム内で最長キャリアを持つジェイは、47位という順位の劣等感が邪魔をする。自信を失っていくが、ダンストレーナーの仲宗根梨乃から「意見を言うことは衝突ではなくコミュニケーション」と背中を押され、覚醒。自ら振り付けを提案すると、チームの空気も一変した。
さらに、ジェイと同じく練習生時代に最初は47位にいたINIの松田迅からも「自分を出さないと意味がない」と厳しくも温かいアドバイスが送られ、練習生たちの意識にも変化が。完成したステージは表情・構成ともに高く評価され、1位は照井に。ジェイも4位に入り、成長を証明した。
飯塚亮賀(RYOGA)率いるチームには、ボーカルを得意とするメンツがそろった。課題曲となったOfficial髭男dismの「宿命」では、高音域の難しさに苦戦する姿が印象的だった。リーダーの飯塚は「この曲を選んだことに責任を感じている」と語り、ボーカルトレーナーのKevin Wooのレッスンでも「高音ボイスはどこにいった?」と言われ、「リーダーもできていないし、声すら出ていない…」と悩んだ。
しかし、人前で歌う練習を重ね、徐々に自信を取り戻していった飯塚を筆頭に、メンバー同士が高め合った結果、Kevin Wooと川畑要によるボーカルレッスンでは「みんなすごくよくなった!」「笑顔がすてきだよ」と称賛され、本番でも、チームメンバー全員が見違えるレベルアップを遂げ、伸びやかな歌声と笑顔で観客を魅了。練習生からも歓声が上がり、涙する観客の姿も見られた。

■“アベンジャーズ敗北”でセンターの重圧がのしかかる
大きな注目を集めたのが、Imagine Dragonsの「Natural」に挑んだ小林千悟(CHISATO)のチーム。「狙い通りのメンバー。伝説のステージが作れる」と笑顔を見せていた小林だったが、ペアに分かれて振りを考案するも、ダンストレーナーのKAITAから「つながっている感じが見えない」という評価が下され、気を取り直してメンバー間で連携を取るように進める。
話し合いの結果、今回センターとしてステージに立つことになった安部結蘭(YURA)は、テーマソング「新世界(SHINSEKAI)」でもセンターを務めているが、自らメンバーを選んで率いた前回のグループバトルでの“アベンジャーズ敗北”を引きずっており、「自分がセンターでいいのか」と、葛藤を抱えていた。
練習では表情の硬さを指摘され、「自分がまだ分からない」と涙を見せる場面もあったが、トレーナーから「もっと自分に正直にぶつかって」と助言を受け、徐々に殻を破っていく。
本番では、楽曲の頭に表情で魅せたチェン・リッキー(RICKEY)を筆頭に、妖艶で力強いパフォーマンスで観客を圧倒。トレーナー陣からも「鳥肌が止まらない」と言葉が飛び出した。結果は1位に浅香孝太郎(KOTARO)、2位にリッキー、そして3位にセンターを務めた安部という展開に。それでも安部は「この作品を通して自信が持てた」と晴れやかな表情で語り、新たな一歩を踏み出した。
回を重ねるごとにレベルアップする練習生たちに、SNSでは「自分が誰を推しているのか分からなくなってきた。みんなにデビューしてほしい」「こんなの見せられて寝られるわけがない」「もうステージはマルチアングルで全員見たい」といった声が上がり、多くの視聴者が心を奪われている。
次回は、「ポジション評価」後半戦。予告では、Kevin Wooの名物コメント「ティッシュ、プリーズ」が再び飛び出す気配もあり、涙と歓喜が入り混じるステージが期待される。生き残りを懸けた戦いは、さらに激しさを増していく――。
「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」は、毎週木曜夜9:00からLeminoで新エピソードを配信中。
◆文=neneko

