『ザ・リーヴpresents 超人・石森太二はもっと無茶をする』東京・後楽園ホール(2025年10月7日)
ザ・リーヴBLOCK バラモン・シュウvsバラモン・ケイ
ザ・リーヴCM出演者によるランブル戦が実現。石森はNOAH所属の小峠やヨネと邂逅を果たした。ダンプや秋山、越中もサプライズ出場を果たしたものの、石森がリザーバーとしてバラモン兄弟を投入したため、大混乱のまま終了となった。
今回の石森興行は5つのブロックで構成される120分アイアンマンランブルを戦い抜くという過酷なルール。各ブロック(PRE BLOCKを除く)では7選手が参戦する時間差入場形式でオーバー・ザ・トップロープありのバトルロイヤルが行われ、石森が最初の出場者となった。
本戦1つ目のブロックは「SECRET BLOCK」。事前にテーマも出場選手も一切発表されていない謎めいたブロックになっていたが、その内容は「ザ・リーヴBLOCK」。ザ・リーヴのCMに出場したことのある選手のみが参加するという異色の形式となった。
石森と急きょ行われたPRE BLOCKから勝ち残った葛西がリングインすると、NOAH所属のヨネが登場。ザ・リーヴのCMに出演している和田京平レフェリーが試合を裁くことに。3人の戦いからスタートすると、いきなり葛西と石森は共闘。ヨネの額に竹串を突き刺した。だが、ヨネはアフロヘアによって守られ、竹串攻撃は不発に。ヨネはフィーバーポーズから葛西を場外に投げ捨てて脱落させた。
LEONAに続き、TEAM NOAHの小峠が登場。かつて2人でGHCジュニアタッグ王座を保持していた石森と小峠は向かい合って視線を交錯させる。小峠はソバット、ランニングニーからデルフィンクラッチで押さえ込んで先手。その後も石森と小峠は互いに意識してやり合った。
大歓声で迎えられた越中がジャンピングヒップアタックを乱れ打って大暴れを見せると、ダンプがヤングライオンたちが作った騎馬に乗ってまさかの参戦。リングに入ったダンプは竹刀を振り回して大暴走を見せると、石森はルール上認められたリザーバー投入を宣言。同期のバラモン兄弟が代わって登場したため、場内の混乱に拍車がかかった。
最終入場者としてDDT所属の秋山が現れる。場内は「秋山」コールに包まれたものの、ダンプは構わず竹刀で殴りつけた。その勢いのまま京平レフェリーも殴りつけたため反則負けに。ダンプは「みんなリーヴよろしくね」とPRし、グッズ売店までアピールして去っていった。
ここからバラモン兄弟はボウリング攻撃などで大暴走を見せたものの、誤爆からオーバー・ザ・トップロープで3連続で脱落に。石森の代わりのため、バラモン兄弟はなおも試合を継続。秋山のエクスプロイダー、ヨネのキン肉バスター、越中のパワーボムで立て続けにバラモン兄弟が3カウントを奪われた。
ヨネ、越中、小峠、LEONAが姿を消すと、再びリングインしたバラモン兄弟がパウダー攻撃&水ぶっかけで秋山をオーバー・ザ・トップロープに追い込み、残るはバラモン兄弟のみに。ここで石森が代わってリングに戻ったものの、大幅に敗北数を増やしてしまったバラモン兄弟と掴み合いを繰り広げたまま、次のブロックに突入した。
石森は新日本の9・28神戸大会でGHCジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムに挑戦するも敗北。間接的ながらも古巣のNOAHと接点が生まれていたが、今宵は時間差バトルロイヤルという形ながらも直接対決が実現する形となった。
勝ち残れなかったものの、石森と久々に邂逅した小峠は「あの人もタイトル挑戦して負けた身やから。まあ、あんまり負けた人間のこと、過去のセリフ掘り起こしてベチョベチョベチョベチョ言うのもカッコ悪いから、まあ今日はあの人の中でNOAHに対して思うこともちょっとはあるんじゃないかって感じた」と複雑な心境を明かしながらも、「NOAHから始まって、今日このリングに上がれたことは楽しかったです」とコメント。ヨネは「新日本であれ、NOAHであれ、またウチの選手ともね、絡む日が来るんじゃないかと思いますんで、皆さん、楽しみにしてください」と次なる再会に前向きだった。
【葛西の話】「ああ、チクショー! え? 『ザ・リーヴBLOCK』? そんなの聞いてねえよ! ヨネ、アンタあのアフロ、反則だろアレ! なあ。竹串はなあ、俺っちを呼んでる時点でなあ、想定内だよ。でも何だ、あのアフロ! 竹串通用しねえって何だよアレ! ああ、やってらんねえよお前!」
【ヨネの話】「いつ以来かな、石森君とね、肌を合わせるのは。まあ、でもいつかね、肌を合わせることもあると思ったし、そうやって送り出したしね。そこはね、新日本であれ、NOAHであれ、またウチの選手ともね、絡む日が来るんじゃないかと思いますんで、皆さん、楽しみにしてください」
【小峠の話】「ああ、クソ。負けたか。石森太二、お前、ちょっと前にGHCジュニアのことイジってたやないか。あんまりな、お前のこと気持ちよく送り出したくないんやけど、まあ、あの人もタイトル挑戦して負けた身やから。まあ、あんまり負けた人間のこと、過去のセリフ掘り起こしてベチョベチョベチョベチョ言うのもカッコ悪いから、まあ今日はあの人の中でNOAHに対して思うこともちょっとはあるんじゃないかって感じたし。ま、NOAHから始まって、今日このリングに上がれたことは楽しかったです」
【LEONAの話】「難しい! 何だ? このルール。今日、『もっと無茶をする』2回目、LEONAももっと無茶します!」
【秋山の話】「石森! お前、無茶はいいけどお前、俺はお前、久しぶりの新日本で無茶苦茶じゃねえか、お前! オイ! あと頑張れよ!」
※越中、ダンプはノーコメント

