プロ野球において「元巨人」が裏キーワードとなりそうだ。去る5月2日、メキシコのモンテレイ・サルタンズでプレーしていたオコエ瑠偉がリリースされた。
「オコエは走攻守3拍子が揃った選手です。まだ28歳だし、新天地での巻き返しに期待したいですね」(在京球団スタッフ)
エールを送る声は多く聞かれるが、今、ファームで話題になっている選手も「元巨人」。今季からオイシックス新潟アルビレックスBCでプレーしているアダム・ウォーカーが、14球団トップタイの6本塁打を放っているのだ。
スポーツ紙記者の評価はというと、
「元々、打撃力には定評がありました。2024年、DH制のあるパ・リーグのソフトバンクに移籍しましたが、極度の不振に陥ってしまいました。その後、BCリーグを経て、今季からNPBの2軍戦に参加しています」(スポーツ紙記者)
オコエとウォーカーをシーズン途中で獲得するNPB球団が現われるかもしれない。広島、阪神、中日、西武などは外国人選手の出遅れや不振で、得点力がダウンしてしまった。ヤクルトは4月30日にオスナの1軍登録を抹消しているが、こちらは「オーバースイングで被害者を出してしまった精神的ショック」が指摘されている。4月16日のDeNA戦で、オスナがスイングしたバットが手を離れ、球審の頭部を直撃。球審は緊急手術を受けたが、今も意識は戻っていない。
「オコエ、ウォーカーは高額年俸でなくても獲得できそうです。ただ、ウォーカーは全試合にDHで出場しているので、守備に就くことは難しいとみるべきでしょう」(前出・在京球団スタッフ)
プロ野球ファンサイトでは「阪神がオコエを獲るべき」
プロ野球のファンサイトを見る限りでは、「阪神がオコエを獲るべき」の声が。不動のリードオフマン・近本光司が死球骨折で長期離脱を余儀なくされたためだが、若手起用の機会が減るとし、反対の意見も多く聞かれた。
また、阪神はチームビジョンとして、近年は外部からの補強よりも、育成に重点を置いてきた。シーズン途中での外国人選手の補強は考えにくいが、
「昨夏のオールスターゲーム前、阪神は『ディベイニーを途中獲得することが可能』との情報を掴んでいました。ところがチームが好調だったため、獲得はいったん見送られました」(チーム関係者)
そのディベイニーだが、ショートのレギュラーを予定して昨オフに獲得したものの、土のグラウンドに適応できず、今もファームでの調整が続いている。
「一塁手で出場したファーム戦もありました」(前出・在京球団スタッフ)
阪神は外部補強に積極的ではないが、情報は常に集めているとみるべきだろう。外国人選手がイマイチな球団も多い。「元巨人」の去就が大いに気にかかるのだ。
(飯山満/スポーツライター)

