
多部未華子さん(2017年6月、時事)
【画像】え、綾野剛さんとまさかの「ラブシーン」も コチラがファンがドキッとした多部未華子さんの20代後半の主演映画です
朝ドラからは想像できない?
「朝ドラ」ことNHKの連続テレビ小説では、多くの人気女優が出演し、親しみやすいヒロイン像で視聴者の支持を集めてきました。その一方で、朝ドラ出演前後では、そうしたイメージとは異なるセクシーな演技や大胆な表現に挑戦し、新たな魅力を見せた作品もあります。人気マンガの実写化作品から、そういった例を振り返ってみましょう。
等身大の恋愛と色気を体現したヒロイン
ジョージ朝倉さんのマンガが原作の映画『ピース オブ ケイク』(2015年)は、20代の切ない恋愛模様を描いた作品です。本作は、主人公「梅宮志乃」が彼氏にフラれたことをきっかけにひとり暮らしを始め、新たなバイト先の店長「菅原京志郎(演:綾野剛)」に本気で恋をする姿を描いています。
綾野剛さん、松坂桃李さん、木村文乃さんなど人気俳優が作品に名を連ねる本作では、志乃役を2009年の朝ドラ『つばさ』で主演を務めた多部未華子さんが演じました。仕事も恋人も周囲に流されがちだった志乃の姿を多部さんは繊細に表現し、恋愛に悩む現代女性のリアルな心情を見事に表現しています。
また、綾野さん演じる菅原と和室で互いに求め合うシーンも盛り込まれており、なかなか生々しい描写がありました。『つばさ』では老舗和菓子店のしっかり者の娘を演じていたこともあり、20代後半で見せた色気を感じさせる演技には多くの視聴者が驚いたようです。どちらの作品でも背伸びをしない等身大の女性像を体現しており、多部さんの役柄への解像度の高さが話題になりました。
視聴者も虜にした小悪魔キャラ
2014年にフジテレビ系月9ドラマとして放送された『失恋ショコラティエ』(原作:水城せとな)は、片思いの切なさと人間関係の駆け引きを描いた恋愛作品です。一流ショコラティエの主人公「小動爽太(演:松本潤)」と、高校時代から憧れ続けていた先輩「吉岡紗絵子(旧姓:高橋)」を中心に、複雑な恋愛模様が描かれています。
本作で紗絵子を演じたのは、2003年放送の朝ドラ『てるてる家族』でヒロインを務めた石原さとみさんです。放送当時は16歳で初々しく、タカラジェンヌやパン職人を目指す姿が印象的でした。11年後の『失恋ショコラティエ』では、思わせぶりな言動で爽太を翻弄しながらも、無自覚に人を惹きつける小悪魔的なキャラクターを体現しています。
第8話では、爽太との距離が縮まり、シャワーを浴びながらのキスシーンなど大胆な描写も描かれました。月9ドラマとしては踏み込んだ演出に挑戦しており、清純なイメージとは異なる新たな魅力を引き出しています。こうした役柄は大きな話題となり、石原さんは「東京ドラマアウォード2014」助演女優賞など複数のドラマ賞を受賞しました。
再現不可能と言われたあのシーンを再現?
奥浩哉さんの大人気マンガが原作の映画『GANTZ』は、死んだ後に黒い球体「ガンツ」によって集められた人びとが、謎のミッションに挑むSFアクション作品です。実写版は2011年に前後編の2部作として公開されており、命を落とした主人公「玄野計(演:二宮和成)」や「加藤勝(演:松山ケンイチ)」たちが、異形の存在と戦う過酷な運命に巻き込まれていく様子が描かれています。
本作でヒロインのひとり「岸本恵」を演じたのは、のちに2012年放送の朝ドラ『純と愛』でヒロインを務める夏菜さんです。『純と愛』では正義感の強い女性像を演じた夏菜さんは、『GANTZ』では身体のラインが際立つ戦闘スーツ姿で、激しい戦闘に挑む役柄を見せていました。
また、夏菜さん演じる岸本は初登場シーンで、浴室でリストカットを行ったのち、ガンツのある部屋に全裸のまま転送されてきます。マンガでも話題となったこの場面は、実写版では全身が見えないように配慮されつつも大胆に再現され、原作ファンにも好評でした。
夏菜さんは、のちに自身のYouTubeにて撮影当時を振り返り、転送シーンでは前貼りを着用した状態で演技していたことを明かしています。身体に跡がつかないよう、数日下着を着けずに過ごしたことや、トイレにも気を遣う必要があったことから食事を控え撮影に臨んだことも語っていました。
